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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第8節】 vsFC東京~リーグタイトルを狙うには非常に価値の高い『1勝』。

セレッソ大阪 vs FC東京 4/14(土)

15:00 K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

今日のトピックスは西本のリーグ戦初スタメンですね。

ソウザ、オスマル、大地負傷とケガ人続出のボランチ

まさかの大抜擢です。

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②試合結果

セレッソ大阪 1 - 0 FC東京

 74分 高木(セレッソ大阪

 

③試合経過

連勝同士のチームの対決。

序盤から攻守の切り替えの早い好ゲームになりました。

どちらもボールを奪われてからの守備のブロックを

作るのが早くどちらも攻撃の糸口を掴めません。

しかも一瞬のミスすら許されないという緊張感。

両チームが作る雰囲気に呑まれてしまいそうです。

 

9分 陸のクロスから高木も上手く相手を交わすも枠外。

   先の通り、相手のブロックが厳しくて前にスペースが

  全くない状態。そこで曜が下がることでスペースを

  作っていました。蛍の横に現れてはボールをもらって配給。

  そんな繰り返しから掴んだチャンスです。

  曜はゴール以外の仕事も幅が広がっていますね。

  個人的にはレッズのボビーことフィルミーノみたいな

  動きが出来たら、もう一つ上に行けそうな予感。

 

24分 東の裏への抜け出しを押さえれずに、クロスに永井の

   ヒールもジンヒョンのファインセーブ。

 

38分、44分と2回程蛍が無理矢理ミドルを打っていましたが、

とにかくそれくらいシュートまで行けない展開で前半を終えます。

でも、それは東京も同じ決定機までなかなか行けません。

ほんまにお互いに堅さが目立つゲームです。

 

後半は先に東京が動いてきます。

富樫代わってDオリベイラ

これだけスペースのないゲームでは永井が生きないので、

もう1枚、タメが作れる選手を入れて前を活性化して来ます。

57分にはロングボールに対して、この2TOPが木本に襲い掛かり、

オリベイラにシュートまで行かれましたが、事なきを得ます。

ここからロングボールをオリベイラに預ける、

少しくらいルーズなボールも競り合えばボールを奪えると

じゃんじゃん放りこんで来ます。

苦しい時間でもしっかりと耐えながらカウンターも狙います。

 

63分 前線からのプレスで見事にはめ込んで相手パスを奪い、

   曜がバイタルに持ち込み、粘りながら蛍へマイナスのパス。

   蛍も切り返して切り返してフリーの陸へ。

   陸のシュート相手DFに当たってコース変わるもGKが素晴らしい反応。

 

カウンターも狙いつつ耐える。耐えれば今日は”キヨ”という

切り札も持っている。だから、まずは守り切ることが大事。

猛攻は受けていましたが、意外にシュートは打たれていない。

少なくともジンヒョンを脅かすとこまでは行ってません。

皆、最後の部分で体を張ってやらせません。

 

73分 ドンヒョンの競ったボールに相手DFとGKをお見合いをした

   一瞬で高木がボールを奪ってそのまま

 

ゴーーーーーーール!!!!

 

その前からドンヒョンを入れて、ツインタワーの空中戦に持ち込んでました。

東京がギアを上げて来ていたので、あえて中盤を飛ばして

ロングボールを2人に競ってもらう。

このシーンも健勇とドンヒョンがハイボールに競って、

そのこぼれ球からゴールが生まれた訳で、ユン監督の狙い通り。

しかも守備でも走るようになり、少しづつユン監督のフットボール

学習中の高木。このシーンでも走ることからゴールを奪えました。

63分の陸のシュートに行った場面、前線から嵌めに行ったのは

さりげなく高木でした。このままユンイズムが根付いてくれると、

今後、キヨと高次元のレギュラー争いが出来そうです。

 

その後は、元から守備で力を見せていたセレッソ

久保にえぐられたりとピンチはあれども、最後はやらせません。

このまま、しっかりと守り切って、見事な公式戦5連勝です。

順位も3位まで上がっちゃいました!

 

④雑感

この1勝は本当に意味がある1勝だと思います。

完全に相手ペースの中、しっかりと守り切り、

相手のミスのワンチャンスをものにする。

これって、今まで散々、赤鹿さんを始めとする

強豪にセレッソが喰らってきた展開です。

ケガ人、戦術、コンディション等々で1シーズン通じて、

必ずしも自分達のゲームが出来る訳ではありません。

そんな時にどうやって勝ち点を拾うのか?

セレッソは伝統的にとても苦手な分野であります。

そして赤鹿さんは正反対でそれが出来るクラブ。

そしてセレッソvs赤鹿さんではセレッソ

散々、ペースも握り猛攻を仕掛けながら、

点が奪えず、逆にワンチャンスをモノにされて負ける。

何度も何度もVTRを観るかのように繰り返されてきました。

それを今日のセレッソは相手は違えどやってみせました。

攻撃的で面白い方が楽しいのは事実ですが、

本気でリーグ優勝を狙うなら、この勝利が必要であり、

この1勝はそういった意味ではめちゃくちゃ価値のある1勝です。

 

そして西本もこの攻守の切り替えが早いゲームで

無難に仕事をできただけでも合格点。

時折、攻撃的なセンスもみせていました。今後が楽しみです。

苦しい時の健勇のポスト、曜の幅広い動きも健在。

なんか最近、妙に元気な蛍も順調。

セットプレーからゴールのチャンスを逃したキヨも

少しづつ感覚が戻りつつあります。

厳しい環境でのACLのリーグ最終戦

今なら広州の激しい攻撃を耐えて耐えてなんとか出来る

可能性を秘めています。

ここ最近の守備の安定があれば戦えると信じています。

相手はJとは比較にならないほど激しい攻撃を誇りますが、

今日みたいに耐えて耐えて、一刺ししてやりましょう!