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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【ACL GLS 2nd】vs広州恒大~スタミナで技を制する。

 

セレッソ大阪 vs 広州恒大 2/21(水)

19:00 K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

 前回のエントリーでコンディション不良と書いていた

健勇と曜の2TOPがまさかのベンチスタート。

代わりはドンヒョンとやまむーのツインタワー。

ユン監督は相変わらず選手の調子や対戦相手を見て

選手を選んでいますよね。

キヨの代わりは高木。前回、ケガをした木本はベンチスタート。

代わりは達也です。

こうやって見ると選手層厚くなりましたよねー。

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②結果

 セレッソ大阪 0 - 0 広州恒大

 

③雑感

改めてACLはJとは全く違う相手と戦うことになり、

何かと勉強になりますね。

1戦目は荒いプレーに驚き、2戦目は技の高さに驚き、

Jではどちらもお目に掛かれないチームです。

 

特に右サイドでは陸が11番に圧倒されてしまいます。

元からそんなに守備が上手い選手ではありませんが、

ここまで完璧に上回られたのは初めて見ました。

それでも必死に喰らいつく陸を見て思わず力が入りました。

技で上回れても気持ちでは負けていません!

陸がDFに手こずっているので、蛍のパスに普段ならいるはずの

陸がいない事件が何度か勃発してピンチを迎えました。

あれだけやられるといつもみたいに前に出れないですよ。

蛍さん。

 

そしてセレッソ自慢の2ボランチも今日ばかりは分が悪い。

少しでもトラップ時に足からボールが離れると

8番が一瞬で間合いを詰めてインターセプトを狙う。

あの一瞬のスピードは正しく「欧州」レベル。

アジアの試合ではありません。

しかも奪ってからの正確なパスとスピード。

まさかセレッソボランチがここまで苦しむとは。。。。

パウリーニョがいなくなっても、このポジションには

良い選手を入れていますよね。

 

ただ、幸いにも7番のコンディションが良くありません。

なんか見たことあるな?

アラン?セビージャかどこかにいました?

まあプレミア以外は私は良く知らないので(苦笑)

とりあえず、フィニッシュが何度かこのアランに訪れますが、

先述の2人とはコンディションが雲泥の差で、

非常に悪くてシュートが残念なことに。

この人のコンディションが整っていたら、

ボコボコにやられてたかも?の前半でした。

 

とは言えども前半はソウザのミドルからチャンスを

迎えたりと牙は見せて前半終了です。

ここが成長面ですよね。

 

そして、後半。

ユン・セレッソは前半どんなに悪くても後半に変われるとこが

最大の進化。そんな試合も何度も見て来ているので、

相手の力を見極めた上でどんなフットボールになるのか楽しみ。

と思っていたら、セレッソが1段ギアを上げて後半に入ると、

広州恒大の選手たちの動きが鈍いぞ???

もしかして前半で勝負を決めに来てた???

確かに前からハードなプレスをしていましたが、

見たことないチームなので、90分プレスが

出来るのかどうかが全く見当もつきません。

とは言え、手こずっていた8,11番の2名の疲労が

素人から見ても明らか。

前半とは別人のようになっていました。

おかげで後半は特に何もしなくてもセレッソ

主導権が戻って来ます。

いや、特に何もしないのではなく、このスタミナこそ

セレッソのチームを支える根底です。

後半でギアを上げるだけでも立派な戦術です。

次第に押し込みだすと、ベンチスタートの曜と健勇を

立て続けにピッチへ送り込み勝ち越しを狙います。

いくら本調子じゃないとは言え、途中出場で

やることが明確なら試合を変える力は持ってます。

特に曜は久しぶりの左サイドで生き生きとした姿を見せます。

疲労困憊の相手に対してドリブルと切り返しを何度も仕掛けます。

久しぶりの左SH。意外に楽しかったのかな?

『得点』という重荷から解放されたみたいでした。

そして前の2試合はシュートが打てなかった

健勇もこの試合ではフィニッシュをするために

途中から入ったので迷いはありません。

積極的にゴールを狙いに行きます。

この2人であわやのシーンも作り出しました。

そんな感じで押せ押せの後半も

相手GKのファインセーブにも合ったりして

勝ち越し点を奪えませんでした。

後半、押し込んでいた惜しかった気もしますが、

前半を考えるとドローが妥当なのかもしれません。

Awayでこの相手と戦うのは大変そうなので、

しっかりと次節からのブリーラムとの対戦で

結果を残せるのかが大事になって来そうです。

最近はタイのレベルも上がってきているので

簡単ではありませんが、まずは自分達のフットボール

しっかりやれば勝てると思いますので確実に

勝ち点を稼いで行きましょう。

 でも開幕前に新戦力をしっかりと試せたり、

これによって昨シーズンの2TOPも

コンディションを整えたり、途中から出て

試合を変える役割に回ったりと、

監督にとっては多くの選択肢が入ってきました。

ユン監督はそのコントロールも秀逸なので、

本当に楽しみなシーズンの始まりです。