１８：３０ Ｋ．Ｏ． ａｔ IAIスタジアム日本平
【結果】
得点：セレッソ大阪 リカルド（67分）
セレッソ大阪 山村 （82分）
セレッソ大阪 ：シュート 8本
清水エスパルス ：シュート 5本
【雑感】
今までとはうって変ってＪ１を見ているようなスピード。
特に攻守の切り替えの早さは間違いなくＪ１。
Ｊ２でこんな好ゲームを観れるなんて幸せ。
でもセレッソでは攻守の切り替えの早さに付いていけない選手も。
特に健勇なんかは戸田さんに切り替えの遅さを指摘されておりました。
健勇はここがひと皮剥けるのか大事な一年かもしれませんね。
ブルーノもＪ特有のスピードに苦労していました。
今まで良かった両翼が清水のスピードに翻弄されてました。
そして少しづつよくなっていたボランチコンビもこのスピードに混乱。
改めてＪ２では戦えてもＪ１では戦えないと実感させられました。
しかし、Ｊ１のようなスピードと言っても相手もＪ２。
攻守の切り替えの早さからボールを奪取して攻め入る姿はさすが清水！
と思わされるも最後のアイデア不足は否めません。
あれだけ高い位置でボールを奪いながらジンヒョンを脅かせないとは。。。
Ｊ２にいる理由がわかりますね。
相手の最後がシンプルだけにここまで好調を保つセレッソ守備陣なら、
体を張って守ることが出来ます。
そしてあれだけ情熱を持って（倉敷さん風）入り、得点が取れないと
試合というものは徐々にセレッソのペースになります。そして結果も。
そして得点シーンはやっぱり単純な気の抜けから。
健勇の競ったボールをライン際でリカルドが残す訳なんですが、
ボールがラインを越えたと思い足を止める清水の数名。
そのままボールを残したリカルドからのパスワークで、
最後は山村のスルーに信じられない”ど”フリーのリカルドがゴール！
集中して守っていたらあのどフリーは有り得ません。
それが一瞬、気持ちが切れてしまいマークがずれていました。
なんせ私は清水の選手を見てボールは出たのかと思いましたから。
（ちょうど私はボールを見ずに真ん中のスペース見てました。）
Ｊ１のような好ゲームも失点はＪ２らしい失点だったので、
やっぱりＪ２の試合なんだと実感させられました。
リカルドのゴールは喜ばしいですが、やはり課題は山積みです。
この人は曜のメッセージを感じているかどうかですね。
25分が一番わかりやすいと思います。
リカルドのボールを受けた曜がリカルド前方のスペースに
ダイレクトパスを送るシーンがあります。
要するにパスを出したらすぐにスペースに走りなさい！と
曜は言ってるんです。
もちろん、リカルドは突っ立ってました。
パスを出したら仕事が終わりではなくパスから仕事が始まるんです。
それを理解してくれればもう少し前進出来るのですが。
大熊さんのインタビューを聞く限り、真面目な選手そうなので、
曜のメッセージが伝わってくれれば良いのですが。
とにかくこの選手はボールを持たない時にスペースに走ること。
曜はつながらないとわかっていてもパスを送ることで
メッセージを送り続けるのでしょう。
でもでも最後のゴールは素晴らしいゴールで。
相手のクリアボールをボックス付近で受けた山村が見事にアウトに
掛けたシュートはゴール左隅に吸い込まれました。
ボランチについては自由過ぎるため重なったりすることが多いので、
もうちょい決まり事を増やしても良いのではと思います。
どちらも個の能力が高いのでついつい頼っちゃう気持ちは
分からないでもないですが、試合を決めれる助っ人がいる相手に当たると
痛い目に合いそうで。。。。
ここまで、攻撃は噛み合っていないながらも５勝１分け。
特に守備の安定が目立ちます。
モニーがケガをしてからも祐介がいい意味で予想を裏切る活躍です。
それと何より前からしっかりと守備が出来ている点は秀逸です。
先のリカルドも守備の貢献が高いのは昨シーズンの助っ人とは違います。
この点はまだ我慢して観ていられる要因です。
曜が率先して守備をすることで健勇も休んでいられません。
選手交代もその意図が感じられます。
リードすると前の選手を代える。前をフレッシュな選手に代えて
前線からの守備を期待しています。
チーム全体の守備意識を重要視しているのが伺えます。
攻撃はまだまだ大変そうですが清水の前半の猛攻を抑えれたのは
今シーズンの守備は大丈夫と自信を持てる１戦になりました。
それにしても私がＪでは最高と思って尊敬している清水サポ。
スタジアムの雰囲気、最高でした。
チームのハイプレスを後押しする応援はさすがの一言。
あのハイテンションな試合を演出していた要因の一つに
なっていたのは間違いありません。行きたかったです。。。。。
あの雰囲気を楽しめるだけでもフットボールって楽しい！
好ゲームを演出した清水サポにも感謝感謝です。
