13:00 K.O. at ケーズデンキスタジアム水戸
①スタメン
ケガ人と代表戦でメンバーが揃わないセレッソ。
それでもJ2のカテゴリーではタレントいるやん!と言われる
かもしれませんが、やっぱりフットボールはチームスポーツ。
それがこの成績ってことは個はそんなに意味をなさない。
それを身をもって証明しているセレッソです。
玉田
楠神 パブロ
丸 アーリア
タカ
染谷 茂庭 達也 シャケ
丹野
タカが1列下りて蛍の位置へ。左は丸を1列上げて染谷をLSBへ。
センターへはモニーがスタメン。GKは丹野です。
②試合展開
前半
雑感でまとめます。まったく攻撃できずカウンターを喰らってヒヤヒヤ。
37分 苦手のセットプレーであわや失点?のシーンもギリギリ外れる。
44分 カウンターから鈴木にシュートを打たれ、そのこぼれ球を
押し込まれるもオフサイドの判定。微妙な判定で助かりました。
鈴木にシュートを打たれるシーン、守備がパブロやったから
ヤバいなーって思ってたら案の定、中途半端な守備。
後半
54分 楠神が倒されてPK獲得。玉田が決めて先制。
状態が悪い中での先制。今のチーム状況において大事なこと。
後は守れるか?どうか?
57分に染谷OUTで吉野IN。
これで丸がLSBに戻って、まあ普通通りのフォーメーション。
バランスが良くなります。
しかし、追い付きたい水戸も前に出て来たことで、
なかなかオープンな展開に持ち込まれます。
今のセレッソなら追加点より守備だと思うんだけどなー。
と思ってたら、やっぱり、
80分に決められてとうとう同点に追いつかれました。
それにしても「馬場」は躍動してましたね。
この選手がボールを持つと何か起こる雰囲気が充満してました。
故に、仕方ないのかなー。
この雰囲気を打破するために馬場にマンツーマンを付けれる
戦術を取れれば、こういう苦しい試合を取れると思うのだが。
結局、試合は1-1のまま終了しました。
③雑感
苦しい台所事情はそのままチーム状態を表します。
なんせ主となる形が出来ていないのに新しい形はちょっと無理がある。
まず、前節に輝きを放ったタカも1列下がると苦しい。
どうしてもCBまで下りてボールをもらっていては、
前と距離がありすぎて得意の縦パスが出せない。
サイドに散らすことに徹していたがやっぱりタカは”縦”。
セレサポなら知っている。縦がないタカは物足りない。
それに呼応するかのように左サイドは完全に停滞。
染谷にはさすがにSBは厳しい。元々スピード勝負は苦手。
それだけにSBは厳しすぎる。中央で体の強さを生かすタイプ。
丸も”つなぎ”が求められるポジションでらしさが発揮出来ない。
左SHで楠神orパブロがボールを受けた時にいつも丸が見当たらない。
いつも丸を探すが見つからない。
必ずと言ってよいほど、ここにボールが入るとノッキング。
結局、タカ経由でシャケ。
良いサイドチェンジは何回かあるものの、
さすがにこのワンパターンでは10分もすれば相手は対応できる。
でもこの試合は暗い話だけではない。1つ楽しみが出来ました。
それは田代が今までにセレッソにない形を見せてくれたこと。
今までというと語弊がある。なんせアキがいる時には良く見た形。
とにかく久しぶりに”ポスト”が入った。
しかも高さが入ることでクロスに対しても違う形が見える。
サイドチェンジからのクロスが多いセレッソにおいて重要なこと。
苦しい中で見た光明。こういった所から変わるのがフットボール。
恐らく”ポスト”が入れば玉田が生きてくる。
周りに同じ選手が並ぶ今の状況では前節みたいな形しかチャンスが
作れない。しかし、元々ポストの横で生きる選手。
この組み合わせは新しい形が出来るかもしれない。
そして1-1で終われたのもみんなで集中を切らさなかった証。
最後の最後まで体を張ったから。
それが5月までには見られなかったこと。
急に強くなる訳ではない。
でも体を張るだけで相手のシュートが数cm狂う。
そうやって勝ち点を拾うこと。
確かにピンチは一杯ありました。
でも、1点で抑えられた。
きっと、今までなら1-2で負け。
ここもチーム全員で頑張っている証拠。
大事にして行きたい。
ガマン、ガマン。
体を張って勝ち点を拾って行きましょう。
田代の登場やケガ人の復帰がきっかけになるはず。
みんなでもっともっとパワーを送りましょう。