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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第31節】 vsFC東京 ~攻守の切り替えにシンプリシオ。

セレッソ大阪 vs FC東京 11/10(日) 13:00 K.O.

  at 味の素スタジアム

①スタメン

康太が離脱したので久しぶりにモニーの復活。

しかも古巣だけに気合の入る試合に復活は頼もしい限り。

②試合展開

一言で面白い試合でした。

チームの事情で引いて守るチームがあるのもフットボールなので

それはそれで焦点があって面白いとは思いますが、

やっぱりお互いに攻守の切り替えの早いゲームは観ていて本当に楽しいです。

東京はラインを上げて来るのでピッチを狭めて高い位置のプレスからボールを奪って攻める。

セレッソはボールを回してゲームを組み立てたいので比較的後ろで

ゆっくり回して様子を見るような立ち上がり。

それでも東京がプレスを掛けて取り損なうと一気に仕掛けるセレッソ

特に螢の調子が戻っていたのが大きい。

そして表題のシンプリシオ。こういう展開は大好物です。

とは言え30分くらいまでシュートに行けないセレッソ

それは東京もお互い様でシュートは2本だけ。

まさにがっぷりよつ。

ところが、

30分 シャケが何気に中央付近に入れたボールを健勇が浮かす

    曜が頭で落とす。。。何となく転がったボールを拓実がシュートで

ゴーーーール!!!!

ファーストシュートで得点しちゃいました。これは少し意外。

こんなゲームはセットプレーが怖いんですけどね。

38分 相手がファールをアピールするとこを攻めて曜のシュートもバーの上。

39分 セットプレーのこぼれ球をシンプリシオが狙うもまたもやバーの上。

その後もセレッソが先制したので東京がやや攻勢に出ますが、

さすがにまだバランスを崩す時間帯でもなく、久しぶりのモニー、達也

中心に守り切って前半は1-0で終了。

後半、米本が負傷(曜が蹴ったせいです。ごめんなさい。)もあり、石川に代わります。

戦術交代ではなく負傷交代なのにこの交代が効きました。

その一発目が47分、中央でボールを奪われたところからフリーの石川へ

そして中央でどフリーの渡辺でシュートも枠外。

トラップが曜みたく半身で前に置かれたら1点でした。

完全に面でトラップしてくれたのでわずかながら寄せる時間が出来ました。

この攻撃が東京の”縦の速さ”を加速させます。

前半、がっぷりよつだった試合が東京の”速さ”が一つ上がったことで

完全に東京に押し込まれる展開に。

で、ピンチをジンヒョンのお約束でもあるファインセーブも含めて

守り切ったと思われた、69分長谷川に見事なミドルを決められます。

攻勢中の東京を見てて「ガナーズか!」と思わせるほどゴール前でこれでもか!

と言うくらいパスをつないで来る攻撃をここまで見せていたので、

長谷川にボールが入った時も”パス”と私も決め込んでいました。

ピッチ上の選手も同じような感じで次のパスを封じる動きを見せていたところに見事なミドル!

シュートも素晴らしかったけど、ここで急にシュートに切り替えた”機転”に拍手。

こうなったら、セレッソもエンジンをもう一回掛け直して攻撃的にシフトで打ち合いの様相。

打ち合いなら簡単に引き下がる訳には行きません。

71分 健勇のミドルも相手DFに当たる。

72分 ショートCKから中央の螢が狙いすましたシュートも枠外。

73分 南野、健勇を代えて枝村、楠神投入。

こういった打ち合いにはドリブルが効きますので。

77分に東にゴールを奪われたと思ったけどオフサイド。微妙な感じ。

78分 タカのあのパスの出し方あり?ってくらい素晴らしいパスで

    飛び出した曜にピタリ。マイナスに折り返したボールに螢!

    もDFに当たって、もう一回打つもバーの上。

82分 楠神から何故かフリーのシャケへ(ルーカス守備サボったらあかんやろ)

    マイナスで折り返したところに枝村!決まったと飛び上がった私に

    権のファインセーブでガッカリ。

これを外すと逆に怖い心理状態に。。。。。それが。

86分 シュートを外した渡辺から画面が切り替わるとジンヒョンのボールに

    抜け出した曜が!!!!見事にGKのまたを抜いて

ゴーーーール!!!!

最後は意外にも究極のカウンターで締めくくりました!!!!

私にとって”意外”が多かった試合。私も勉強になりました。

③感想

お互いに攻め合う相手になると中央の”シンプリシオ”が効きますねー。

引いて守る相手はダメなんですがボールを奪ってから攻めることを

徹底されているチームだと奪って前に出ようとした所を”粘り腰”で

もう一度ボールを奪えるのがシンプリシオ。これはパレルモ時代から健在です。

故に、ここにうかつに飛び込めなくなるので”基点”がしっかりと作れます。

となれば、健勇の仕事が減るから前線の仕事がしやすくなります。

これがボールを奪ってもまずセーフティファーストが徹底されているチームだと、

それほど”怖さ”を発揮しないので、相手は思い切ってボールを取りに来ます。

ってか高い位置へボールを奪いに来ませんので、シンプリシオがそれほど基点になれません。

だから、健勇が下がって基点にならないといけない訳で戦い方が別物です。

今日の東京みたいな相手にはシンプリシオは最高の選手です。

ただ、ルーカスが完全に右に来てからシャケがやられっ放しは頂けません。反省です。

モニーの久しぶりの1:1の神ぶりが出たおかげで耐えれましたが、

もう少しケアが必要なんではないでしょうか?

あの時間帯、下手したら一気に逆転されててもおかしっくなかったです。

まあ、何はともあれ面白いゲームを勝利で飾れたことは何より。

そして、これからは引いて守るチームとの対戦はないので、

今日の勝利は尚更何よりですね!