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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第17節】 vsサガン鳥栖 ~トップ下の螢が見せた可能性。

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖 7/17(水) 19:00 K.O.

  at キンチョウスタジアム

①スタメン

今節はシンプリシオが出場停止です。

ボランチはそのままで2列目を変えて来るかな?と思いましたが、

意外にも螢をトップ下へ横山をボランチへ起用して来ました。

横山への信頼が厚いんですね。

でも、確かにここ3試合の横山の活躍は素晴らしい。

横山に厳しかった私も納得のスタメン起用です。

螢は元々トップ下の選手ですから特に問題ないですし。

②試合展開

今日はさすがにまだ暑さが残っている。

始まってみるといわゆる”夏”の動きで遅さは否めない。

しかも相手は横浜ではなく鳥栖です。

全くタイプが違う相手にどんな立ち上がりを見せるかと思えば、

やっぱり、守備の”ブロック”を意識した立ち上がり。

夏の戦い方みたいなものを習得したのかな?

そして試合は理想的な展開へ。

5分 日本代表トリオで決めます。

   タカがボールを奪って曜へ。曜がフリーの螢へパス。

   螢が落ち着いて決めて、日本代表選出記念の

 

ゴーーーール!!!!!

ファーストチャンスをしっかりと得点出来ました。

ズルズル行くと怖い相手だけに先制点は本当に大きいです。

8分 拓実のドリブルからのこぼれ球をまたもや螢も枠外。

15分 拓実がドリブルで1人交わしてカットインからのシュート枠外。

    最近、シュートのアクションが早くなった。だからDFに掛からない。しっかりと成長中!

23分 比較的距離のあるFKでエジノ。GKがギリギリ触ってバーへ。

    GKが触らなきゃ入ってかも?

32分 決定的なピンチ。高橋のシュートにジンヒョンが右足1本でクリア。

    その後の豊田のシュートもタカがしっかり戻ってクリア。

    中盤で不運なバウンドが続いてのピンチやったので本当に助かりました。

    さすがジンヒョン!

42分 シャケのクロスに曜のヘッドも難しいコースやった。

    その前のエジノ起点はここ最近の攻撃の重要なアクセント。

47分 クリアボールを螢がボレーで狙うも浮いてしまう。

    ボレーは職人と呼ばれたアキに教えてもらわないとね!

で、理想的に1-0の前半。次はいかに後半の早い時間に追加点を取れるか。

豊田と言う一手がある鳥栖だけに次の点がモノを言う。

その欲しい追加点が苦労したが徐々にセレッソのペースになった68分

シャケのクロスがまさかの

ゴーーーール!!!!!

完全に体開いてましたからキックミスには違いないんですが、

何度も素晴らしい上がりを見せてクロスを何度も上げていたから出たゴール。

狙ってなくても狙ったと言っときなさいシャケ(笑)

これで楽になるはずが、Mr.趙雲さんとも話した最近連続してる得点後の失点。

この試合でも同じ課題が出てしまいます。

71分 同じく日本代表に選ばれた豊田に決められてしまいます。

    その前の丸が不用意にマークに付いて前に出てしまい完全に

    大きなスペースを作ってたのが原因です。集中してれば何でもないプレーです。

77分 ニアで達也の落しを横山がヘッドで

ゴーーーール!!!!!

地味に良い仕事をしてた横山が表舞台へ!

そしたらまた得点した後に大ピンチ。

80分 達也が豊田にタックルで倒されて豊田がジンヒョンと1:1に。

    そこをジンヒョンがまたもや大セーブ。

ほんま得点後の油断は何とかならんかな。ロングボール1本って。

これは大勝だろうと何だろうと忘れては行けない大きな課題です。

試合は80分の決定機を外したことで鳥栖の流れがほぼなくなり、

85分にエジノのFKをGKがこぼして横山がそらして達也の初

ゴーーーール!!!!!

で試合が決まりました。

なんか横山と達也のアシスト返しみたいな感じです(笑)

3人の日本代表を見送るには最高の4-1の試合となりました。

真夏の4連戦を2勝1敗1分ですか。しかも1敗は内容は良かった試合。

申し分のない出来ではありませんか。

その中で得点後の失点、油断した時の失点という課題はしっかりと解決しましょう!

③感想

7月の4連戦の初めからずーっと言ってますが曜が疲れてます。

そんなエースが疲れている中、周りがフォローしての4得点。

チームとしては理想的な勝利です!

しかし、曜は一番パフォーマンスが悪い時期に代表に選ばれるなんて・・・。

決して周囲の期待に応えれるコンディションじゃないんやけどなー。

5月くらいやったら、最高の曜を日本中へ見せられたんですが。

まあ、それでも曜ならという気持ちはあるので期待したいですね。

さて中盤の話を日本代表に選ばれたことで今日はじっくりと。

題にもある螢が見せたこの試合のトップ下は一つの面白い可能性を示してくれました。

そんな螢とタカのお話です。

螢・・・元々トップ下でデビューも活躍出来ず。そのまま関塚さんに

    守備の才能(もしくは運動量)を見初められて守備的ボランチへ。

   そこでの開花した才能は素晴らしいものであり最高のアンカーと称したくなるほどだった。

   それが今シーズンから右SHに取り組むようになり本来の攻撃的才能が

   再びムクムクと顔を出してきている。

   最近のボランチでは以前の鬼の守備より、いかに前にプレスを掛けて

   ボールを奪いそのままバイタルへ駆け抜けて得点へつなげるのか?

   ということを徹底的に求めている。なので、逆にボールを取り損なって

   ピンチを迎えることがあった。これは最高のアンカーと思った時代には

   なかったことである。あの時はまずは「守備」という割り切りがあった。

タカ・・・螢とは正反対でCBから攻撃的才能を見出されてボランチへ転向した選手である。

    元CBの割には逆にマークが甘くヒヤヒヤさせられることも多かったが、

    その代り時折見せる左足の縦のクサビを入れるボールは天下一品であった。

    この左足は攻撃のスイッチを入れるとびきりの武器であった。

    なので、世間ではポスト遠藤なんて呼び声を見かけるが、

    それは五輪の時までのタカである。

    今シーズンはシンプリシオとボランチを組むことが多かったせいか、

    まず”守備”に重心を置いている。その分、あの素晴らしい左足を

    観る機会がめっきりと減ってしまった。一度も観れない試合もあるくらいである。

    この試合なんて、ボールを散らす役目をなんと横山に任せるくらいなのである!

    (それが横山がイキイキとした一つの要因かもしれない)

    その代り今シーズン、セレッソに守備の安定をもたらしているのはタカである!

    といっても過言ではないだろう。最近の康太、達也コンビが不安定でも

    タカによって守備のブロックの安定感をもたらしている。

ってな感じで全く五輪の時とはスタイルが変わって来た2人である。

そんな二人をザックの目にはどのように映っているのだろうか?

世間の五輪のイメージのままの二人か、今シーズンの新しく生まれ変わった二人か。

私的には非常に興味がある。