セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ 5/11(月) 15:00 K.O.
at 等々力陸上競技場
①スタメン
前節と同じスタメン。そろそろ連携も上がって攻撃が良くなるはず。
特に相手が引いて守るタイプでない限り楽しみ。
だけど、その背反が守備。シャケ&丸のSBコンビは諸刃の剣。
②試合展開
その前に今日は雨です。
そう、雨と言えば画像が・・・・orz
と言う訳で本日は途切れ途切れの観戦です。
スタートは両者に明確な差が。
攻守の切り替えが早いセレッソと遅い川崎。
故に危険な位置でボールを取られてカウンターを仕掛けられても、
前節の浦和と違って怖さのない川崎。
なので、セレッソが勇気を持ってボール奪取が出来る構図。
(これが結局、後半の展開の布石になりましたが)
3分 螢が仕掛けてヒールを曜のシュートも枠外
健勇、シャケの連動があってのシュート。これこそ連携。
7分 タカの見事なサイドチェンジからシャケのクロスに健勇が合わせる。
こぼれた球を枝村が押し込んで今シーズンの初
ゴーーーール!!!!!
やっと、「クロス」が使えたゴールに喜び倍増。
なんせ今シーズンは中央しかなかったから。
簡単に先取点を奪えたセレッソは当然ペースダウン。
先の通り、川崎の攻守の切り替えが遅いので、いわゆる遅攻での攻撃。
個人的には大丈夫と思いつつ、心配なのはセットプレー。
6回もあったCKを何とか守りつつ、チャンスがあればカウンター。
その典型が相手CKからジンヒョンのフィードを丸と枝村が大きなワンツー。
丸のクロスを走り込んだシンプリシオがシュートというより当てて、またまた今シーズン初の
ゴーーーール!!!!!
これまた「クロス」からの得点です。
引いて守る相手でないとセレッソの特徴である攻撃的SBが生きます。
次は是非とも引いて守る相手にも見せて欲しいです。
そして、この後もCKを逃げ切って理想的な2-0で前半終了。
点を取ってからは守る意識でしたので相手にボールを持たせて試合を
進めていましたが、川崎のスピードから考えるとセレッソが主導権を持って進めれた前半でした。
ただ、セットプレーだけはほんまドキドキ。心臓に悪い。
しかし、前節も言いました浦和、広島、清水、川崎はどうなるかわからないとは、
当然、逆のパターンもある訳で。まだまだ予断を許さない試合。
そして、後半も同じような展開で始まります。
しかし、60分のレナト投入で局面が変わります。
遅い攻めも人数を掛ける、個人で仕掛けるという手段で打開を図って来ます。
にも関わらず、前半はボールは相手ボールと言えど、完全なるセレッソの試合。
川崎の攻守の切り替えの遅さからカウンターも狙える。
そんな、ゆっくりとした流れに浸かってしまってスピードが上がらなくなっていました。
フットボールとは面白いものです。
相手のスピードが遅いことで優位に進めていた試合。
点が入った事もあって次第に自分達もそのスピードに落ちてしまう。
遅いスピードの領域では、元から遅い相手チームの方が慣れている分有利。
うーん、相手の攻守の切り替えを見ていると圧勝かと思いましたが、
まさか自分たちがそのスピードに巻き込まれてしまうなんて。
で、画面も悪かったのでサラッと行きますが、
72分 嘉人にPKを決められて2-1
82分 またもや嘉人に決められて2-2
そして、後半から入った拓実が目立っていましたが、
そう、途中出場やからいつものセレッソのスピードでプレーをしていたからです。
それくらいピッチ内の全員がスピードダウンさせられていたのです。
スピードのないセレッソは後半シュートすら数えるほど。
スピードこそセレッソの生命線ですから。
スピードと言う武器を失ったセレッソでは同点で終わらせることが精一杯でした。
なので、良く引き分けに持ち込めた2-2です。
③雑感
全体の流れの話は試合展開に書いたので個人を見て行きましょう。
まず、ベンチにエジノがいなくなったことで悪い癖が出てきた健勇。
成長してる!成長出来る!って言うたびに何か裏切られる気分です。
まあ、私が勝手に言ってるだけの話なんですが(苦笑)
いわゆる、「テクニック」に頼るプレーがまた一杯出て来ました。
まず、ボールを収めることが大事なのにテクニックで交わしたいのが見え見え。
曜のようなプレーをしたいのはわかるがタイプが違うんやから、
自分の長所をしっかりと生かすプレーをまず身に付けることからです。
エジノは健勇のためにもコンディションを上げてせめてベンチで脅かしてもらわないと。
あと、今日のタカはミスが多かったですね。
1点目のサイドチェンジはさすがの一言ですが、ミスの多さも忘れてはなりません。
って言うか、なんか疲れていませんか?体にキレがないというか。
あと2週で少し休みに入るのでそれまで大事に体を休ませてもらいたいですね。
なんかキレのなさからのミスが多かったです。
サイドバックの守備は劣勢になるとどうしても弱さを露呈します。
2点ともシャケの対応のまずさからでした。
まあ、それはセレッソが攻撃的サイドバックを売りにしている限り、
後半は「怖さ」を見せれていなかったことがむしろ課題でしょう。
なんせ、後半はSBは自陣に釘づけでした。
相手に「怖さ」を見せないと、弱さが目立つのは仕方ありません。
逆に前半はその「怖さ」を見せた2得点。
ん?考えたらこの試合の4得点ともSB絡みやん!!!
本当にセレッソのSBは諸刃の剣です(苦笑)
前半はボールを持たせて主導権を握っていたのに、同じボールを持たせた
展開で主導権が相手に移るという難しい試合でした。
それとちょっと疲れが出ている選手が目立ちます。
それも余計にスピードが相手に合わせてしまう原因ではなかったかと思います。
特にセレッソはナビスコもメンバーを落とさず挑んでいますし、頑張り所ですね。
ちょっと苦しい時期に差し掛かっていますが後数試合乗り切って、
6月でじっくりと立て直ししましょう。