セレッソ大阪 vs FC東京 3/16(土) 15:00 K.O.
at 長居スタジアム
①試合前
開幕2連勝同士の1戦。
と言っても、内容も良く2連勝の東京と内容が悪くても2連勝のセレッソ。
本当の力の現在地を見るには本当に楽しみな試合。
何より15年振りの開幕2連勝で気分が良いのが一番ですけどね!
②スタメン
試行錯誤のスタメンは4-4-2へ。
新井場の初登場&椋原の初スタメン。
ま、前節を見ても今はシステムが問題ではないので軽くスルーします。
③試合展開
開始早々、康太の処理ミスを絶好調渡辺に拾われてシュートもサイドネット。
いきなりヒヤッとさせられる。
その後も右から攻められてアーリアのシュートもジンヒョン。
2分も左を崩され、3分にも左から徳永のシュートも枠外。これ決定的でした。
4分には新井場があいさつ代わりのアーリークロスもエジノが合わず。
こういうのをものに出来ない限り、助っ人としては×です。
やはり、調子の良い相手だと歯が立たないのか?そんな立ち上がりでした。
しかし、今シーズンのセレッソは守備のブロックがしっかりと作れる。
それは甲府戦で確認が出来たんだけど、調子の良い東京相手でもしばらくすると十分守れていました。
それにしてもセレッソのブログを3年やっていて”守備のブロック”なんて言葉を
使ったのって初めてかも?それくらい攻撃が最大の防御みたいなチームでしたから(笑)
そんな感じで東京ボールでありながら、一向にバイタルまでは運ばせない完璧な守備。
そんな展開に絶対的な存在感を示したのが「タカ」。
相手の嫌な嫌なダブルボランチへの素晴らしいプレス。
ここへのプレスが素晴らしいから東京の生命線を寸断出来た。
このJでも屈指のダブルボランチに仕事をされたら本当に東京を止めるのは難しい。
そして、このプレスで奪ったボールの前線への得意のフィード。
こんな感じで「攻守のバランス」、「攻守の切り替え」が光まくってました。
20分 ルーカスに決めらるもその前の渡辺がハンドで助かる。
22分 タカのループもGKに弾かれる。
その後のシンプリシオの決定的ミドルも枠外。
少しづつ上向きもシュートまでは無理か。。。
確かこの後も五分な展開のまま前半は0-0で終了。
とにかく今シーズンは早く動くクルピが後半、椋原に代えて丸橋へ。
”点を取りに行く”意志の表れか。
と思ってたら、いきない采配的中。
46分 中盤を見事につないで丸橋へ。
ダイレクトで中の南野へ。
南野がDFの股間を通したボールはフリーの螢の前に。
螢が押し込んで
ゴーーーーーーーール!!!!!
意外にも中盤の起点はシンプリシオ&エジノ。
能力はあるので、コンディションが上がれば期待出来るのか?
シンプリシオは昨シーズン見てるのでコンディションさえ上がれば大丈夫だが、
エジノは徐々に不安の方が大きくなっているので、こんなとっからでもキッカケになれば。
58分 丸のクロスを南野がニアで受けて股間を狙うシュートもDFに当たる。
この後は当然東京が攻撃的に来るので守備&カウンターへ。
63分 螢の狙いすましたミドルもGKキャッチ。
これもタカの早いプレスが相手のミスになり螢へボールが出ました。
とにかく攻守の切り替えの早さがこの試合は際立ってました。
22人の中で最も切り替えが早かったと言っても過言ではないと思います。
ここからは苦手の李を投入されてかなり苦しい我慢の展開です。
広島時代から李の裏へ抜ける動きを捕まえきれないんだよねー。
なぜか、セレッソ守備陣がかなり苦手とする選手です。
72分 南野のドリブルからDFを交わしてシュートもGKに止められる。
このシーンはかなり興奮でしたよね!!!
あのスピードとそこからの切り返しはまさに観ているものを魅了するプレー。
本当に若いって怖い!この成長力は恐るべし。
この試合はそれ以外にも攻撃の起点に何度もなっていましたし、守備もサボらない。
前節に続いて、というより前節よりも輝いていました。
3試合でこんなに成長されたら今シーズン終わる頃にはどんな選手になるのやら。
本当に末恐ろし。。。。。
そして、このプレーもタカのプレス&得意の左足のフィードが起点です。
この後は、本当に苦しい苦しい時間もジンヒョンを中心とする全員の頑張りで守り抜き、
なんとなんと開幕3連勝です!!!
それにしても苦手の李のコンディションが良かったらやられていたかも?ですね。
セレッソ的に李はJに戻って来て欲しくないなー。。。
セインツより宮市の代わりにラティックスくらいの方が合うんじゃないだろうか?
④感想
最悪の状態での開幕から徐々に上向きの中での3連勝です。
こう考えると開幕戦を勝てたのが本当に大きいですね。
上位を狙う今シーズンは明らかに「守備」のブロックの作り方がレベルアップしている。
もちろん、攻撃にを仕掛けた時などにボールを取られると厳しい局面はあるが、
ブロックが出来ている時の安心感は今までのセレッソに感じられなかったものである。
相手にシュートを打たせない時間帯を30分近く作ることが出来る守備は
ここ数シーズンのセレッソでは最高と言えると思う。
そして、MOMはタカか南野か迷うくらいこの二人が素晴らしかった。
試合展開でも何回も述べたがタカは本当にこの試合の中盤を支配していた。
最後に中央にルーカスや石川を集めてきたことからも東京が中央を
使えずに苦しんでいたことがよくわかる。
今日もシンプリシオは何度かボールをロストする場面があったが、
東京側からしたらボランチからボールを奪った訳なので、一気に攻めれると
思って前を向いたら必ずタカがいる。そんなシーンも多かった。
そして何度も見せた前線へのパス。
相手のボランチが追い越す動きを仕掛けにくくなる抑制力になっていましたし、
当然、攻撃として素晴らしい武器となっていました。
そして、そのパスを最も効果的に受けていたのが南野。
運動量は恐らくメンバー中NO.1じゃないかな?
更に、要所要所で見せた光るプレー。
本当に将来楽しみで楽しみでたまりません。
あ!もちろん点を取った螢も守備の貢献はさすが今更言うまでもなし。
それと、新井場は守備の安定は今までのセレッソになかったものですね。
特にモニー以外に最終ラインを統制してくれるのは助かります。
モニーの負担が減って、モニーも少しは楽になれるかな。
それだけでも今までのセレッソに足りなかったものを補ってくれてます。
とにもかくにも3連勝でリーグ戦はお休みに入ります。
リーグ戦の次の相手は仙台。これまた強い相手です。
でも、1戦1戦状態が上向きの今のチームなら互角に戦えるかな?
3連勝なので久しぶりにやりますか!
WIN!!!!