セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸 9/29(土) 14:00 K.O.
at ホームスタジアム神戸
①試合前
セレサポなら見るのも嫌な対戦相手「神戸」。
典型的な苦手なタイプで嫌なイメージしかありません。
でも、唯一の希望は神戸側が西野監督を招聘し、実績のある選手も集め、
フットーボールの形を変えようとしているところ。
西野監督のスタイルは決してセレッソが苦手とするタイプではありません。
そこが、付け入るスキなのでは?と少し期待。
そして何より、降格争いにおいては大きな試合です。
なぜなら、
ガンバ、新潟、そして我らがセレッソ。
共に前半苦しんだせいで、共に大きな改革を行いました。
(大宮は9月から11月は毎年めちゃめちゃ強いので例外)
そしてどのチームもそのおかげで最近はなかなか負けない。
おかげで中位の集団に追い付いちゃいました。
となると、中位のチームはそこまで成績が悪くなかったので、
ここまで上の3チームほど変化を加えていません。
今更、何も上積みするものがないのです。
つまり、改革を行って大幅に好転した下位チームと何もせずここまで来た中位チーム。
一気に入れ替わる可能性が十分にあります。
それだけに中位の神戸と順位が入れ替わるこの1戦。
順位だけでなく、気持ち的にも優位に立てる。
そんなチャンスのある1戦です。
②スタメン
曜
ヘベルチ 螢
タカ シンプリシオ
丸橋 康太 茂庭 高橋
ジンヒョン
まあ、スタメン表記は1TOP3シャドーでした。
でも、上のように曜はだいぶ2TOPに近い位置を選択。
クルピのフットボールも生かし、かつ自分の長所も生かす。
ポジションではなく「やること」を明確に持って試合に入っていました。
③試合展開
試合開始から典型的な「神戸」ペース。
やっぱり、神戸とやるとダメなのか?
そんな始まり方です。
6分、16分と立て続けに決められて0-2。
なんか今までのVTR?と思われる試合展開に試合前の期待が吹っ飛びました。
ところが、セットプレーからのこぼれ球を丸橋がミドルシュート!
ボールがブレブレにブレて最後に急降下!
GKがどうしようもなく弾いた所をシンプリシオが決めて、
ゴーーーーール!!!!!
正直、点を取られた後もポゼッションは出来るけど、フィニッシュに行けない。
典型的な神戸戦の展開に苦しい苦しい時間にマルがやってくれました。
あのミドルはほんまに凄かった!!!
うんうん、この1点は神戸ペースに水を差す貴重なゴールでした。
なんとか前半を1-2で折り返すと後半は見事に息を吹き返します。
そう言えば、後半スタートに掛ける攻勢はクルピの得意技やったなー。
そんな昨シーズンを思い出す立ち上がり。
46分 螢が見事なクロスからケンペスのヘッドもバーへ
ヘッドもとうとうバーへ行くようになったの?(苦笑)
48分 ケンペスの粘り曜の落しから螢のシュートも枠外
51分 ヘベルチの中央へのパスから螢のシュートも枠外。
51分 またヘベルチの中央へのパスからシュートも枠外。
ヘベルチが効いてます。そしてだいぶ曜が2TOPに近くなることで、
神戸のDFが引っ張られて中央でもらえる形が増えます。
そんな期待の持てる猛攻の中、事件が!
マルが野沢へのタックルで一発赤紙。これは野沢の方が一枚上でしたね。
個人的にはマルは足を完全に引っ込めているので黄紙で十分やと思うねんけど。
前の横浜戦の曜が受けたタックルみたいに足を上げられた危険なプレーやったのに黄紙。
まあ、審判もフットボールの一部が私の考えなので仕方ありませんが、
この2つの判定のブレブレな基準は少し考えてもらいたいもんです。
(ちなみに解説のノムさんはあの位置じゃ審判は見えませんと断言しておりました)
しかし、73分。
私が題に「レヴィー・フットボール完全復活」と書いたのはこのプレーを観たから。
タカのフィードを曜が落とす。健勇がつないでヘベルチへ。
その間にスペースに走り込む曜へヘベルチがパス。
完全に崩した形から最後は最終ラインにいたシンプリシオがヘッドで、
ゴーーーーール!!!!!
真司、乾、キヨ、ボギョン達が何度も見せてくれていたゴール。
なんか思い出して少しウルッと来ました。
こんなゴール1年ぶりに見たような気がします。
クルピが復帰してまずサイドバックが蘇りました。
1ヶ月経って、ようやく自慢の攻撃陣も復活しました。
失点=DF低下もしっかりと復活しているんですが、今日は目をつぶっておきましょう(笑)
あ!前節といい今節といいしっかりと試合に入れている健勇。
いよいよ、大器が花を開くかもしれませんね。
健勇、ゴールよりこんなプレーの積み重ねですよ。
今のプレーを積み重ねれば点は必ずいっぱい取れる時が来ます!
そして、
80分 相手が目測を誤ったボールを枝村が一人で持ち込んで思い切ってシュート!
ゴーーーーール!!!!!
10人で逆転しちゃいました!!!!最高ですー!!!
枝村の良さはシュートの精度と狙い。
枝村の技が少しでもケンペスにあればと枝村のゴールを見るといつも思っちゃいます。
次節マルがいないのでスタメンもあるかもですね。
(タカが左SBで螢がボランチに入れば)
残りは何度かあるセットプレーを守り切って、奇跡の逆転勝利です!!!
④感想
タイトルのもう一つの候補が「ターニングポイント」やったんです。
劇的な試合内容。2点目のゴール。後半の主導権。苦手神戸への勝利。
中位への勝利で順位も一気に上昇。
とにかくポイントになる点が多すぎて!
それくらい、嬉しすぎる勝利でした!!!
これもクルピとの相性の良さですね。
ただ、まだ少し持ちすぎる局面があるので、あそこを2点目みたいに
曜や螢を上手に使えるようになれば、まだまだ強くなれます。
あと、10人になることで螢がいたのは助かりましたね。
最大の武器である「運動量」で一人少ないのを感じさせなかった。
タカが左SBに行った後、ボランチ&2列目を一人で補ってくれました。
あと、心配なのは右SBかな?
大輔はだいぶ運動量も戻り、何度も攻撃参加していましたが、
小さなミスが多かったり、精度が悪かったり、まだ微調整しきれてません。
大輔のプレーを知っているだけに、あれで満足する気は私にはありません。
早くACLのガンバ戦でゴールを決めた頃の輝きを取り戻してもらいたいです。
試合前に書いた「神戸が形を変えようとしている」点に期待。
的中だと思ってます。
0-2。昨シーズンの神戸なら”完敗”です。
90分守ることに慣れている昨シーズンのメンバーより慣れていない今シーズンのメンバー。
ここにやっぱり付け入るスキがあったような気がします。
今日は感想はこれくらいでいいです。
後は皆さんの喜びの声が聞ければ幸せです。