セレッソ大阪 vs 浦和レッズ 6/30(土) 19:00 K.O.
at 長居スタジアム
①キヨの旅立ち
キヨの移籍発表から今日までほとんどこの話題に触れなかった当ブログですが、
決して忘れていた訳ではありません。
今日の試合までしかっりと目に焼き付けてからコメントしようと思っていました。
キヨとの出会いは2年前ですね。悪魔くんの入れ替わりとして入って来ました。
そしてキヨのプレースタイルは私の最も好むタイプの選手でした。
キヨがセレッソで出るようになってからかなり絶賛しておりました。
(当時のブログを見て頂ければその絶賛ぶりはよくわかると思います)
悪魔くんより乾より間違いなく大好きな選手になりました。
そんなこんなしていると、U-23、A代表と見る見るうちに大成長。
今じゃ、日本中で知らないフットボール好きはいないくらいの存在に。
ただ、正直その頃から余り私が絶賛していたキヨの姿から少し違いが。
また、今シーズンにいたってはクルピの退団もあり更に違いを感じるシーズンに。
特に今シーズンは主力の退団で脇役ではなく主役を求められる存在になったことも
今シーズンの違和感を感じさせていたのかもしれません。
だって私にとってキヨとは名脇役。素晴らしい連携から生まれたゴールに
この1プレーがポイントになるというプレーを魅せる選手。
それは決してボールに触れることではなく、「ボールがないところ」
いわゆるオフザボールで、「この動きがー!」っていう日本のスポーツニュースなら
間違いなくカットされるようなポイントで素晴らしいプレーをしてくれる。
生で試合を見ないと素晴らしさが伝わらない選手。
そしてスタジアムで観戦すればより素晴らしさが見える選手。
とにかくスペースへの動き出し。スペースの使い方が異常に上手い選手。
それに加えてドリブルやパスも上手いしフィジカルも強い。
ただ最近は「フィジカル」はボギョン君にお株を奪われてますな。
シュートはもうちょい頑張りましょうですね(笑)
悪魔くんをずっと見てきたセレサポからするとシュートは及第点を出せません。
そんなキヨを送り出す。何か感慨深いものがあります。
そして今シーズンはタイプじゃない主役を求められたせいで、
とってもジレンマを感じておりましたが、ブンデスではきっと本来の良さが
求めれる役割が回ってくる可能性が高いと思います。
(いきなり急に来た日本人に主役を求めることはないと思っていますが。)
本来の役割に戻ればキヨなら心配ないと思ってます。
だから、お願いだからキヨは悪魔じゃなくレッズに来てくれますように。
そして私の愛して止まないカイトの代わりにアンフィールドで走り回ってもらいたい。
そんな夢を抱きつつ試合の開始です。
②スタメン
完全に定着している4-4-2です。
柿谷 ケンペス
ボギョン キヨ
タカ 螢
丸橋 康太 茂庭 シャケ
ジンヒョン
そしてポイントはLSBに丸橋復活。
今日のキヨのために勝利を!という攻撃的起用。
攻撃ならこの選手!バランスは取れませんが・・・。
③試合展開
前置きが長すぎたので試合は短縮で行きます。
「キヨ」のために勝利を。その気持ちが試合開始から出ていました。
正直、浦和相手だと守備的に行ってカウンターの方が可能性が
あるような感じもしましたが、今日はそんなことを言ってられない試合。
クルピ時代のような「攻撃」に対する気持ちを感じました。
だけど、案の定ボールを持たされる展開からカウンターを何度もくらいます。
そして浦和のカウンターは守備的なチームがやるロングボールのカウンターではなく、
本当に美しくボールをつないでくるし個でもボールを運べる選手がいるし、
ボールはセレッソが持っていても、浦和の方が攻撃的と思える。そんな試合展開でした。
そして短縮バージョンなのでいきなり、
19分 啓太に決められて0-1です。
モニーが傷つけた原口を気遣って、空けたスペースを使われちゃいました。
モニーの優しさが災いした感じです。
29分 何とかしたいキヨのサイド突破から曜の素晴らしいボレーもGKファインセーブ!
たまに、にわかファンにユーロ観てたらJなんて観れないなんて私に話掛ける人が
いるんですが、このシュートを見てから言いに来いと言いたい。
このシュートは間違いなくワールドクラスです。
私ならこのシュートみれたらチケットの元は取れたと思いますね。
先日の思わず寝てしまったイングランドの試合よりずっとファンタスティック!
やっぱり、フットボールは「名前」じゃなく「内容」です。
次も32分 ケンペスの折り返しを曜のシュートもGKファインセーブ。
これも、アウトしか間に合わないタイミングでアウトで蹴ってあのコントロール。
改めて曜の技術の高さが光ったプレーです。
やっぱりこの2つのシュートで2,000円なら安いです。
この2つを外して厳しくなるも、浦和も追加点のチャンスを外してまだ五分か?
という感じで前半0-1で終了です。
そして、後半になってセレッソは完全にギアを「クルピ」に入れます。
そう両サイドバックが高い位置をキープする超攻撃的布陣です。
クルピ時代が懐かしいっていう人も多かったかな?
そしてこの布陣だと丸橋ってやっぱり光りますね。
いつもと違って完全に試合を支配してシュートを打ちまくりますが、とにかく決まらない。
特に74分、キヨが絶好のフリー状態にも関わらず、ケンペスのKYシュート。
何回、「キヨ、キヨ・・・・」って叫んだことか。
思わず「ケンペスのボケーって」叫んでしまいました。
75分過ぎは攻め疲れて、ピンチの連続。
そこを奇跡的にしのいだ結果、御褒美が待っていました。
91分 ボギョンのミドルをこぼれた所を曜が押し込んで待望の
ゴーーーーーーール!!!!!
何とか1-1のドローでキヨを送ることが出来ました。
そして、そのゴールを決めたのは次のセレッソの顔である「柿谷曜一朗」です。
④感想
もうほとんど①で書いちゃったのでいいです(笑)
でも冷静に試合に目を向けると今のセレッソの軸は間違いなく「曜」です。
ボギョンが疲れているのもあって、明らかに一番光っています。
特に前半の2本のシュートは生唾ものの技術です。
1回ならまぐれでも2回続けば能力ですよね。
ゴールまでの間は少し消えかけていたんですが、最後に決めるとこはさすがです。
最後のゴールもGKの反応出来ないコースをしっかり打ち切ってます。
もう少し、曜のイマジネーションに付いてこれるパートナーがいればもっとゴール出来そうです。
少なくともケンペスはそのイマジネーションは持ち合わせていませんからね。
どちらにしても今日はキヨの成功を祈って盛大に送りだしてあげましょう!!!
Good Luck KIYO!!!