Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第19節】 vs鹿島アントラーズ~ラストセクシー。

セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ 7/31(日) 18:00 K.O.

  at 長居スタジアム

前回のエントリーで特別な試合以外は一日遅れで更新しますと宣言しましたが、

今日は乾のラストゲーム。特別な試合なので頑張って当日更新します。

さて、この試合は良くも悪くも乾の良いとこと悪いとこ全部出し切っての出発ですね。

まあ、最後の試合も真司と対照的でらいしとい言えばらしいかも(苦笑)

さて試合の方は高橋の負傷を受けて、以下の通り。

       小松

  乾   ボギョン   倉田

    マルティネス  中後

 丸橋  上本  茂庭  シャケ

       ジンヒョン

さて、中3日の赤鹿さんは後半勝負では分が悪いので前半から飛ばして来ます。

どんな試合だろうと、立ち上がりの集中の悪さは改善の余地なし。

まず開始早々、右サイドでフェリペに簡単に交わされてピンチに。

上本がフォローに来ていたので大丈夫と思っていたのにあっさりに驚き。

これで完全に赤鹿さんペース。両チームの日程を考えれば容易に想像が付く展開です。

故に、ここは耐える時間。ピンチ続きにハラハラの展開を耐え抜きます。

20分付近から少しづつポゼッションが上がって行きます。

こうなればセレッソが主導権を奪えると思うや否や、

20分乾が中央から見事なドリブルで突破を計りシュートまで。

ゴーーーーール!!!!!

自分のラストゲームを自ら飾る乾の魅力たっぷりのゴールです。

しかし、これで勝手にお祝いムードになったセレッソイレブン。

赤鹿さんにしたら乾のラストゲームだろうが全く関係のない話。

ここ最近のらしくない試合が続いているだけに勝利だけ目指して気持ちが入っていました。

なので、1点入ればセレッソのペースに本来はなるはずが、気持ちの入り方が全く違います。

ちょっと例が違うかもしれませんが、私の大好きなレッズがビッグイヤーを獲得したミラン戦。

前半を終ってお祭りムードのミラン相手に逆転を演じた試合を少し思い出しました。

サポのために絶対に逆転したいと思う赤鹿さんと、乾のお祝いムードのセレッソ

単純にフットボールとしては差は明らかです。

失点は珍プレー並みのプレーから

ジンヒョンが後ろにいた田代に気付かずにボールを置いたら、

ヒョイッと奪われて37分に同点に。 

45分にはFKのハイボールがジンヒョンが中途半端に出てしまい、

田代のふわりヘッドがゴールへ引き込まれます。

どっちもジンヒョンのミスと言えばミスですが、

私的にはセレッソイレブン全員にそんなふわっとした気持ちが見えました。

乾、決めるの早すぎたんじゃないって感じです。

18分には中後、小松に代えて龍、キヨの投入です。

小松は今日はノー仕事です。チームがつなぐフットボールを出来ていない時には、

いたのを忘れるくらいの存在感の薄さです。

TOPはこういう時に真価を発揮するかしないかが分かれ目なので、

クルピの評価はやっぱり上がらないでしょうね。

さすがにこの投入で攻撃のエンジンは掛かります。

が、この試合にはもうひとつドラマを用意しておりました。

32分 ボギョンがアライバに倒されてPKをゲットします。

このPKのキッカーを巡って見たくない光景が。

クルピの指示もありボギョンが蹴ります。

すると、乾が俺に蹴らせろと猛アピール。

PKというのは嫌な間があると決まらないもので、案の定決まりません。

すると乾がまたもやクルピに抗議。

うーーん、海外はもっとシビアだよ乾。

PK蹴れなくて怒るのってドログバ以来やわ。

そしてドログバほどの選手でもチームのルールや監督の指示は絶対。

更に海外の方がはるかに監督は絶対的存在だよ。

あんな抗議したらそのチームには居場所がなくなる。

まだ結果も残していない選手なんて消えるだけです。

どんなスーパースターだって、監督に逆らえば居場所はなくなる。

ベッカムですら居場所はなくなる。

そんな世界へ今から飛び込むんですよ。乾!

どんなに悔しくても辛くてもプレーでしか表現できない選手。

クルピは最後にいいメッセージを残したんじゃないですか?

もちろんサポ的には蹴らしてあげればいいのにって気もしますが、

これから上を目指す乾なら、これくらいの試練があった方がええんじゃないですか。

ここまでの選手ならPK蹴って完結してもいいけど、上を目指す選手なんですから、

こんなとこで完結している場合じゃありません。

イバラの道で活躍していくのが夢ならなおさら!!!

(インタビューでは乾が外したら可哀想という親心と言ってましたが、

本心はどうですかね?監督なら一番決める選手に蹴ってもらいたい。

それだけじゃないでしょうか?だって、乾はラストゲームでもクルピは

まだまだシーズンが残っている訳ですから。監督なら普通の考え方です。

もちろん3-0くらいで勝っていたら空気読めよと私も文句を言います。)

まあ、これでチームの緊張の糸も切れた感じで試合終了と思いきや、

小笠原の見事なロングシュート付きで3-1の敗戦です。

途中にドラマがあったことと、前回のエントリーで言いたいことは書いたので、

今日はこれくらいにしておきます。

でも、あれだけの観客を呼べる乾は結局やっぱり幸せものですよ!

乾なら絶対に泣くやろうと思ってましたが、泣くの早すぎやし!!!

まあ、HJMさんのおっしゃる吉か凶しかない欧州挑戦。

そんな博打を私は楽しみにしてますよ!

ちょっとギャンブル好きの管理人でありました。