セレッソ大阪 ｖｓ 全北現代 ４／５（火） １９：００ Ｋ．Ｏ．
ａt 長居スタジアム
今日は震災以降、日本におけるプロスポーツ初の公式戦です。
是非とも長居から東北へ力を届けたいですね。
お客さんも平日なのに一杯入っていて、いつも当ブログに遊びに来て下さる方も
行かれた方が多いのかなと思います。
そんな試合ですが、前エントリーでも紹介しましたがマルティネスの故障で布陣が変わります。
乾 清武 倉田
ボギョン 中後
丸橋 上本 茂庭 高橋
ｼﾞﾝﾋｮﾝ
キックオフ早々、誰もが感じたのではないでしょうか？
今までとは違う感じ。
連携に相変わらずの部分もあるけど違いを感じた方が多かったと思います。
２つ前のエントリーで書いた〔前後と左右〕の関係。
今日は山東戦までになかった前後の関係があった。
ただそれだけでこんなに違うものですね。
山東戦まで横一線の２列目。
今日はボランチのライン、ピンパォンのラインの２つのラインに２列目が顔を出していました。
そしてその役目を完璧にこなすのがキヨ！。。。私の予想はキヨだけのはずがもう１人？
なんと乾！！！
キヨがピンパォンの位置にフリーランすると、なんと！
乾がボランチのラインにボールをもらいに来ている！！！
もちろん、そしてその逆になるシーンもあり。
この関係が出来るだけでチームは見違えるように良くなります。
そして、もう一つのライン中後、ボギョンもボギョンが前に行きたがるので、
ここも自然に前後の関係が築けてたのも不幸中の幸い。
こりゃ相手ＤＦは守りにくいわ。
（ただし、ここは守備で少し問題あり。後ほど少し）
最初は戸惑っていた倉田も次第に慣れて行く辺りは期待の持てる選手。
そして、このゲームが前エントリーの「ターニングポイント」になるべく試合になれる期待度大。
残念ながら昨シーズンはそのターニングポイントの試合は負けてしまいましたが、
今日はキッチリと勝つことが出来たのもいい話です。
相手は主力温存の中２日？そんなことはどうでもいい話です。
この時期に大事なことは今シーズンのセレッソの形を１日でも早く確立すること。
メンタルの部分を考えると結果が伴えばベスト。
相手はどうでも良くて、セレッソのチーム内の戦いがまず第１です。
そして、今日はその試合が出来たという大事な試合であり、結果も伴った。
今日の時点では満点です。
もちろん、明日からはこれをさらに高めるという仕事が残っていますが。
後は個々の話を少し。
「乾」
会場に行った人は表情まで見えなかったでしょうか？
今日の乾は別人でした。
先に書いたプレーの部分はもちろんのことですが、とにかく表情が別人。
ゴールした時も「本気のガッツポーズ」ではなく「笑顔」でしたよね。
その前にもシュートを外した時、味方のパスが悪い時、
スペースに走りこんだのにシュートを打たれてしまった時、ファールを受けた時。
前の試合までの乾とはすべて違った。
「シュート外れた」→次決めればいいや！
「味方のパスが悪い」→ドンマイ！お互い様！
みたいな感じで、心の「余裕」を感じたのは私だけだったでしょうか？
余裕と言うかキャプテンシーみないものすら垣間見えました。
前から乾については、技術は文句なしだけど「肩の力」が邪魔してると
私はしつこいほど言って来ましたが、その「肩の力」を感じませんでした。
これも前エントリーで書きましたが先日の慈善試合の時と同じく「フットボールを楽しむ」
別にダメならダメでいいや。そんな原点に戻ってプレー出来ていたと思います。
今日の乾が結果として一つ皮が剥けたのであればとても嬉しく思います。
そしてもちろん、プレーも今日はフリーランやディフェンスと言った、
少し目立たない部分もサボらずキッチリとこなしていました。
私は良く言うのですが、「ゴール」はそんな時のご褒美と。
サボらない選手には必ず報いが来るものです。
「キヨ」
いくらケガで出遅れたからと言って、何で今まで使わなかったの？
と文句を言いたくなる出来でした。
まず、前後の関係は最初に書いた通りですが、見えないとこもやっぱり素晴らしい。
先のボギョン、中後のコンビだとサイドバックのスペースをカバー出来ません。予想通り。
故に、前線は流動的になって来たのに比べ、セレッソ得意のサイドが大人しい印象でした。
後半、相手がある程度攻めてきたことや運動量が落ちたせいもありますが、
サイドバックが攻撃に参加するシーンも増えました。
でも、これを可能にしたのがサイドバックのスペースにキヨの顔が。
簡単に言うとボギョンを追い越してたんですよね。
前に追い越すのは良く聞くけど、後ろまで追い越しちゃうなんて驚き！
後、少し笑いそうになったのが、スペースに走らないことでお馴染みのピンパォン。
清武は足元に絶対にパスを出さずに、「お前はここに走るんや！」と
言わんばかりにピンパォンの前のスペースにパスを出していました。
最後の方は、少し「俺、ここに出るのかな？」みたくスペースに出ようとしてました（笑）
他にも献身的なディフェンスは健在。あの乱暴な現代相手にもフィジカルは勝つし。
うーん、私が好きだから贔屓目なのかな？最高の選手だと思いますが。
「試合」
すっかり試合を忘れてましたが、１－０でセレッソ勝利。乾のゴールです。
守備の問題、連携の問題等まだありますが、そんなに一気にモノは片付きません。
まずは桜も「幹」をしっかりと育てること。それが大事です。
繰り返しになりますが、この試合がそのターニングポイントとなることを期待します。
さーて、本当の桜前線も上昇して来たことですし、Ｊ再開へ向けて
満開！！！と行きましょう！
