Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第8節】vs横浜Fマリノス~コロナ禍で覚醒した西尾の守備。

今週はCLもあって大変なのでサラッと振り返ります。

 

とうとうコロナの波はセレッソにもやって来ました。

今の大阪の感染状況を考えれば、

いつ起こってもおかしくない状況であったと思います。

チーム関係者に陽性者が出たのを機に詳細が明かされない中で

急に名前が消えた選手が4名。

嘉人、丸橋、瀬古、松井。

そして監督クルピも不在。

(クルピだけは詳細が明かされていましたが)

ただでも坂元&原川をケガで欠く状況に

更にレギュラー3人も欠く状況。

故にもう自分達のフットボールをやるというより、

皆で守り切って最後の10分で1発狙うのが限界。

この布陣で横浜さん相手にガチンコで戦うのは

さすがに無理がありすぎます。

しかし、詳細明かさず試合をやってええんかいな?

まあ、そこは毎日毎日飽きもせずにコロナの記事に文句を

言っている人達に任せて当ブログはフットボールに集中。

 

スタメンは

前から松田力と豊川の2TOP。

CBは西尾と進藤のコンビ。

LSBは新井が入ります。

 

立ち上がりこそある程度一進一退になり掛けるものの

次第に横浜さんの一方的な攻撃を受けることに。

まあ、仕方ありません。明らかに能力が違います。

そして耐えて耐えて75分過ぎから、

中3日のセレッソと中2日の横浜さんの疲労の差を突いて

一発を狙うシーンもありました。

が、さすがに若手の可能性のないシュートで得点できず。

勝ち点1を持ち帰るというわずかな望みも最後は

宏太のCKからオナイウに決められて万事休すとなりました。

 

でも若手の真正面にシュートをガンガン打っているシーンを見ると、

普段、得点を取る選手達は体や目線でコースを作ったり、

わずかに見えたコースを狙って打ってみたり、

前節の西川のシュートみたいにタイミングを微妙に

ズラしていることがよくわかります。

それが出来ないとあんなに正直になってしまうのですね。

 

そんな展開であり、負け試合になってしまいましたが、

この試合は見る価値がありました。

それはタイトルにも上げた西尾の覚醒を見ることが出来たからです。

瀬古不在で不安視された最終ラインを引っ張ります。

途中出場では不安を露呈していた進藤までもが

それに呼応するかのような奮闘ぶり。これも完全なる相乗効果。

だって味方のミスだろう何だろうといとも簡単にカバーする

西尾が隣にいるのだから、思い切ったプレーが出来ます。

そんな西尾の圧巻の守備に驚愕でした。

しかもいつもと逆の左に入っているのにも関わらず。

 

彼、10年くらいのベテランじゃなかった?ほんまに19歳???

嘘やろ??????????????

体の使い方だけで相手のボールを奪ったかと思えば、

仮にスピードで振り切られても体の当て方だけで、

相手の自由を奪って見せたり、相手の決定機にも

シュートコースの切り方や入り方が驚きだったり、

戻りながら守備する時の走るコースとか

ファンダイクを彷彿させるような凄いプレーもありました。

横浜さんのアタッカー陣はJでも有数の力を誇ります。

そんなアタッカー陣を完封する守備は圧巻です。

ヨニッチ、木本流出で不安視された守備陣。

とんでもないハイリターンがあったものです。

クルピには若手を覚醒させる何かがあるんですかね?

 

コロナ禍でまともに試合できない状況で、

この西尾の覚醒にも近いプレーを見れたことは

非常に大きな収穫ではなかったでしょうか?

私、3回くらい西尾の素晴らしいプレーに「マジか?」と

思わず声を出してしまいました。

守備でなかなか出ない声ですよ。

最初は「こんな状況で試合するのかよ!」と

文句を言いながら見始めた試合観戦でしたが、

西尾のおかげで十分に楽しませてもらいました。

いやー、マジでええもん見せてもらいました。

 この試合のMOMは間違いなく西尾です。

 

【第7節】vsサガン鳥栖~試合の終わらせ方。

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖

4月2日(金) 19:00K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

御存知の通り、坂元と原川が離脱しましたので

代わりは藤田と西川がそれぞれ務めます。

まあ藤田は昨シーズンまでのレギュラーを努めていたので

そこまで心配はありませんが、西川は一つのPointです。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 ー 0 サガン鳥栖

  46分 奥埜(セレッソ大阪

 

③試合経過

一言でいうと、

課題は色々あるがここまで無敗&無失点の鳥栖さん相手に

ケガ人が出た中で勝てたことはとても大きいです。

これでようやく残留争いの怖さから少し解放されました。

 

開始3分のFK

西川の蹴ったボールを豊川がニアでフリック、

そのボールを嘉人が押し込むもオフサイド

これはVARするまでもなく余裕のオフサイド

生でも十分すぎるほど確認できました。

 

12分 奥埜、キヨとつないで嘉人のシュートは枠外へ。

   パスを出した後の奥埜のランが素敵です。

   豊川が邪魔でしたが(苦笑)

 

19分 西川が上手いトラップでルーズボールを奪い

   そのままドリブルで持ち込んでシュートもGK正面。

   ただ、あの間合いでシュートを打てる技術が

   この選手がチヤホヤされる一つ抜け出た能力です。

 

ここから鳥栖さんがボールを保持して攻める時間帯が続きます。

しかし、この試合は意外にと言ったら失礼かもしれませんが、

ブロックをしっかり作って、ファイナルサードでは仕事をさせません。

こぼれ球を打たれて際どいものはありましたが、

ボールを持たせている安心感が久しぶりにありました。

さすがにスタートダッシュで怒涛の攻撃を繰り出したのが、

第1クールとしたら、第2クールでは少しバランスを

取り出してきたのかなーと感じました。

また藤田が入ることで前への推進力では原川より劣りますが、

守備ブロックの安定感ならまだまだ負けていません。

藤田&奥埜のダブルボランチも安定感を助長させていました。

良くも悪くもここ4年間の財産を上手く融合させていた感じです。

 

46分 藤田のロングスローから怒涛のシュート3連発も

   ゴールを割ることが出来ません。

   さすがここまで無失点の鳥栖さんです。

 

さて、後半開始早々に試合は動きます。

というか、ハーフタイムに子供に勉強教えていて、

振り向いたら歓喜の輪が出来ていました(ToT)

(勉強を教えていたので消音中です)

気を取り直して、

開始早々の瀬古が蹴ったロングボールを相手DFが

ヘッドでクリア。そのセカンドボールを拾った奥埜が

そのまま運んでのミドルシュート

 

ゴーーーーーール!!!!!

 

後半開始早々、電光石火の得点を奪います。

奥埜はこの距離のシュート得意ですからね。(近いと苦手(笑))

クルピにもっとシュートを打つように言われていたそうですが、

更に進化を遂げると本当に欠かせない選手になりそうです。

今日も13kmを軽く走って、ゴールまで取っちゃって言うことなしです。

 

ただ、この後は前半とは違って、

3度ほどの決定機が鳥栖さんにやって来ますが、

バーに助けられたり、シュートミスにも助けられます。

ここですよね。

追加点を狙いに行くのか?守りに入るのか?

ここのチーム内の意思疎通が出来ておらず、

リードしているのに中盤が間延びしている感じがしました。

 

そしてその後に更に試合展開に影響がある出来事が発生。

 

76分 ファンソッコが2枚目の黄紙で退場になります。

   このプレー自体はしっかりと足を引いているので

   黄紙ではないのですが、それまでにセレッソ側が

   完全にファンソッコの退場を狙って何度もアピールを

   仕掛けていたのでまあ策略に嵌った感じです。

   最初に仕掛けて1枚目の黄紙を誘発したた嘉人なんかが

   逆に策略に嵌るシーンを良く見ているので、

   鳥栖さんの気持ちはわかるが、

   残念ながら嵌った方が負けのスポーツなのです。

 

それで相手側が一人減って楽勝かと思いきや、

ここからがその前に間延びしていた中盤が更に間延びへ。

1人多いから、攻撃のシーンではサイドバックまでもが

攻撃参加してしまい、空いたスペースから何度も

カウンターを受けます。

特に山下にボールが収まり何度も危険なシーンを迎えるも

それ以降の技術がやや低く助けられる結果に。

原川、坂元に加えて高木も離脱しているために、

ベンチに流れを止める交代選手もいません。

山田辺りは、トップチームでは厳しいと言わざるを

得ない感じで好転どころかむしろ狙われる羽目に。

 

いつ同点になってもおかしくない10分くらいを

肝を冷やしながら時間を過ごして最後は薄氷の勝利です。

 

④雑感

まず冒頭に書いた通り、今の鳥栖さんに勝つことは並大抵のことでは

ないと思うので、勝利に関しては実力が伴った価値ある勝利です。

 

その反面、相手が退場者を出していながら、最後は攻撃に転じることで、

逆に幾度となく決定機を与えたことはやはりクルピならではと言えば、

それまでなのですが、長いシーズンを考えると確実に勝ち点3を

取れるような戦術も構築しおいて欲しいところです。

まあベンチが薄くて薄くて仕方なかったので已む得ない部分は

少しはあると思います。短い時間で毎回ピンチに貢献する進藤は

守備固めには怖くて使えませんし、今日の山田もやはり明らかに劣る。

助っ人陣の合流が遅れているので台所事情は厳しいことはわかるが、

やはり、あの状況で陸や丸がエリア内に攻撃参加する必要性については

もう少し考えてもらいたいものです。

でも、それがクルピと言えばクルピなのですが。。。。。

 

 他、坂元の代わりで入った西川ですが、

今日はらしいプレーを見せることは出来た反面、

陸との連携が合わないプレーが多かった点と、

そもそも陸が前半は上がるシーンがとても少なかったのですが、

この選手のウィークポイントである守備への切り替えの遅さを

ケアするためにチームとして陸は上がるのを抑えていたと感じた点が

マイナスポイントかもしれません。

坂元辺りは相手ボールになった時のスプリントは凄いですし、

陸との連携はもう完璧な領域に達しつつありますからね。

正直、西川はトランジッションが明らかに遅いです。

故に、ボールを持った時の良さは出るけど、

相手ボールの時のトランジッションの遅さは相変わらずなので、

攻撃では合格点、守備では不合格点といったところでしょうか?

でも、ここ最近は攻撃面でも停滞していたことを考えると、

攻撃面で良さを出せた点だけでも上積みと考えても良いでしょう。

 

 

【セレッソ大阪】番外編~名古屋グランパス?!

あー、代表Weekはとっても退屈です。

ましてや坂元&原川の代表離脱で代表戦を見る価値が全くなし。

ヘンドもTAAも出ない欧州予選も興味がない今日この頃です。

早く週末がやって来ないかなー。

 

なので、今日は全くの番外編です。

何故か見出しに名古屋グランパス

そう、今、私は愛知県に住んでおりますので、

新聞やニュースは基本的にグランパス一色です。

嘉人の190ゴールはかろうじて小さく記事になっていましたが、

思わず「小さっ!」と声を上げるほどの小ささです(笑)

そんな名古屋グランパスにおいて大活躍している

移籍した選手が一人。柿谷曜一朗です。

マッシモが構築する堅守の重要なピースとして大活躍です。

とにかく前線からの守備への貢献度が非常に高く、

スタッツを見ても常にスプリント回数でチームTOPを誇ります。

そして時折見せる、神トラップは健在であり、

1試合に1度は会場がどよめくプレーを魅せています。

そんな感じでグランパスサポータのハートはかなり

掴んでいるようで、早く1stゴールをと切望されております。

 

こうやって見ると、この選手は純粋にフットボール

楽しんでいる瞬間が一番良いプレーが出来るんだと思います。

そう、過去に徳島へ移籍した時もそうです。

セレッソの至宝”だの”セレッソユースの天才”だの

神格化された”8”だの重責や雑念が入ると、

プレーが安定しない気がします。

子供の頃のように純粋にボールを追い掛けることが出来る時が

本当に柿谷曜一朗のプレーが出来るんだと思います。

だから、セレッソには絶対に戻ってこないで欲しい。

純粋にボールを追い掛ける子供の心のままプレーして欲しい。

セレッソは少なくとも雑念だらけの場所です。

柿谷が純粋にフットボールを楽しめる場所。

きっとそこでプレーすることの方が幸せになれると思います。

ただ今は同窓会好きな方々がフロントを務めておりますが。。。。

 

名古屋は最強の矛である川崎さんに対して

最強の盾として対抗できる唯一のクラブです。

川崎さん1強となりかけているJリーグに

名古屋グランパス柿谷曜一朗として風穴を開けてもらいたいです。

優勝狙える位置にいるだけにこちらもちょっと注目です。

新聞で名前が躍る日を楽しみに待っておきます。

 

さて、少しセレッソに話を戻しますと、

坂元、原川、高木と3選手が共に筋肉系のトラブルで離脱とは

かなり、連戦の中、飛ばして来たのでしょうね。

ほんま先発の固定はリスクの高い賭けでしたが、

クルピ的には賭けに勝った感じですね。

上手くこの代表Weekで回復してもらえば、なんとか乗り切れそうです。

しかもACLがないのでまた3試合戦ったら、1ヶ月の休養。

この3連戦もケガ覚悟でかなり無理しそうですね。

 

初戦は好調な鳥栖さんなので、現在地を測るには良い相手です。

相手もセレッソの180°変わった戦術を理解出来る時間があり、

セレッソは嘉人ブーストが切れていて、ある意味、

本当の実力で戦う1戦なので非常に意味があります。

ところで助っ人の皆さんはどうなっているのですか?

そろそろ合流して戦力upしてもらいたいところです。

 

 

【第6節】vs湘南ベルマーレ~またもや豪雨の一戦は貴重なドロー。

セレッソ大阪 vs 湘南ベルマーレ

3月21日(日)15:00K.O. at レモンガススタジアム平塚

 

レモンガスって何・・・?

 

①スタメン

とりあえず7連戦最終戦

ここまで来たら同じスタメンで挑みます。

 

②結果

  セレッソ大阪 0 ー 0 湘南ベルマーレ

 

③試合経過

いやいや、また横浜戦を思い出すような暴風雨。

今回は風が前より強風で酷い状況。

セレッソは風下側で攻撃は完全にアゲインスト。

スタートからボールを持たせる展開はいつも通りだが、

今日は10分経過しても全くギアが上がりません。

風の影響もあってか前半は守り切る予定?

とにかく湘南の出足が良すぎる。

かなりのインテンシティを見せる入りにタジタジ。

特にセレッソの攻撃のストロングポイントであり、

守のウィークポイントである右サイドの

スペースを大橋が徹底的に突いてきます。

前に速い時は右なのですが、

更に一度遅らせられると、

次はすぐに左の岡本へ逆サイドへのパス。

この左右に面白いように揺さぶられて、

セレッソのラインは下がるしかなくなります。

 

この左右の揺さぶりに左右のスライドが鈍いセレッソ

全く付いていけない状態。

ただ、相手のフィニッシュがイマイチで助かりました。

強力な助っ人がいたら、3点くらい決められていました。

もちろん、セレッソも中央の堅さだけはここ数年で

培ったものがあり、更にジンヒョンのセーブも挟みつつ

何とかこらえます。しかもゴールを奪われたシーンは

ハンドで事なきを得ます。攻撃側のハンドに意図は関係ないので

当たった時点でハンド。別にVARするほどでもないとは思いますが、

とりあえず判定通りノーゴール。

 

セレッソ側は攻撃でも全くパスミスの連続で前に進めません。

特に頼みのキヨがパスミスが多くて、疲れてるなーという感じ。

こういう出足の良いチームの出鼻を挫くスーパーなパスが

ことごとくカットされてテンポが上がりません。

 

とは言いつつ、さすがに湘南さんも落ちてきた35分くらいから

何とか多少なりともボールを保持できるように。

そんな中、

37分 丸のロングフィードを相手DFがやや目測誤り、

   ボールは豊川の前に、豊川のシュートはポストに嫌われます。

   もうここまで来ると呪われていますね。

 

後半に入って、湘南がリセットしてまた出足が良い。

早々のピンチはジンヒョンのファインセーブで事なきをえます。

 

しかし、後半は風がフォロー側なので、

少しづつ前に進めるようにはなりました。

しかも、後半開始からセレッソは珍しく動いています。

嘉人と豊川を外して加藤と高木。

高木は左SHに入ってキヨがトップ下の4-2-3-1です。

ただ、この辺から雨、風が半端ないほど強くて、

正直、システムや戦術が余り意味を持たない、

ボールを追い掛けて走るという単純なゲームになりつつ。

 

54分にも完全にスルーパスを通されて、

ジンヒョンのファインセーブから、

こぼれ球を正面からシュートされるものの

リアル石崎君の西尾のシュートブロックも飛び出し、

決定的なピンチを切り抜けます。

敵ながら、こんだけ決定機外したら後で痛い目遭うんじゃ?

と心配になるほどの決定機逸です。

 

55分 丸と高木で左を崩して、高木のクロスのクリアボールを

   陸がボレーで狙うもわずかに外れる。陸らしいボレーですね。

 

66分 今度は右サイドを坂元と陸で崩して、陸のクロスに

   クリアされるがそのボールを高木が突いて、

   ミラーのように丸のミドルシュートもGKキャッチ。

 

セレッソらしい、常に左右のサイドバックが同時に

高い位置でプレーする攻撃を繰り出しています。

 

79分 奥埜の優しく上げたボールに加藤のバックヘッドも枠外。

 

試合はこのままドローで終了。

内容が悪い中での貴重な勝ち点1です。

 

④雑感

いやー、この雨、風は本当に酷いものでした。

こんな環境の中、プレーしている選手たちにまずは感謝です。

今日は内容が非常に悪く厳しいゲームでしたので、

勝ち点1を取れたのは非常に貴重であったと思います。

その厳しいゲームとしたのが両チームの選手の

コンディションにあったように思います。

セレッソは7連戦の最終戦で1試合を除き、

すべて固定メンバーで戦っていたので、

ここに来て疲れが出てしまった感じです。

その最たる例が試合終盤で原川がハムストリングを

痛めたシーンです。かなり疲労が溜まっていそうです。

幸いにもここからしばらく休みがあるので、

その間にしっかりと治してもらいたいです。

本人は代表に選ばれていたので、非常に残念だと思いますが、

まずはコンディションを整えてもらいたいところです。

とにかく他の選手も全体に重たい感じがしていた上で、

まともにフットボールが出来ない天候の中だったので、

スコアレスドローは上出来です。

ただ、あれだけ湘南さんが決定機逸していたので、

ポロっとセットプレーとかで点が入ったりすることが

結構あるものなのですが、今回はそれは贅沢な望みでした。

 

まあ、7連戦の最後は息切れしてしまいましたが、

これでしばらくゆっくりと休養が取れます。

4勝2敗1分けは上出来ですね。

と言いながら、嘉人のブーストが実は切れていて、

決定機が集まる豊川は極度のゴール欠乏症。

特に嘉人の年齢で週2試合はキツイでしょうね。

本人は絶対にそんなこと言わないでしょうけど。

再開後に得点の取り方を再度、構築しないといけませんね。

そのキーになる坂元が代表で行ってしまうのが苦しいですが、

この2週間を有意義に使ってもらいたいです。

個人的には4-2-3-1でいいんじゃないかと。

やっぱり、セレッソの攻撃のカギはキヨ&坂元。

この2人が最も得点のニオイがするので、

もっとゴールに絡む位置で使いたいなと思いました。

 

さあ、どちらにしても私は代表戦に全く興味がないので

2週間退屈やなーと思う今日この頃です。

でも、疲労していたセレッソもこの休養は貴重ですし、

コンディションを崩していたレッズもこの休養は貴重です。

どちらも上手く調整して、2週間後に期待したいです。

 

特にレッズは白組に3年前のリベンジです。

正直、当たりたかった相手なので、ベスト8の戦い楽しみです。

絶対にリベンジを果たしてベスト4へ進出したいですね。

この最悪なシーズン、最後に奇跡を起こしましょう!

 

【第5節】vs大分トリニータ~坂元の個が光ったゲーム。

セレッソ大阪 vs 大分トリニータ

3月17日(水)19:00K.O. at:ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

連戦続きですが、戦術の浸透を優先しての固定スタメンです。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 ー 0 大分トリニータ

   87分 坂元(セレッソ大阪

 

③試合経過も雑感もまとめて

試金石に上げていたクルピが苦手なタイプの対戦相手。

前節は正直、横浜さんの方が思ったより悪くて、

参考になりませんでしたが、この試合はとても参考になりました。

その中での勝利は素直に喜んでも良い結果だと思います。

 

立ち上がりは相手に持たせて攻めさせることを基本線としているのか、

この試合も相手の攻撃から始まります。

しかし、相手が後ろからつないで攻撃しようとすると

早々にハイプレスで襲い掛かります。

2分には相手の最終ラインのパスを陸が奪って豊川へパス。

ただ、決定機逸のプロである豊川では決まりません。

 

その後もキヨの上手い山なりのボールに豊川は収まらないものの、

セカンドボールを坂元のシュートは枠外へ。

その後、大分のシュートもあり、最初はワチャワチャしましたが、

次第に大分の5バックを基本にした見事な守備対

クルピの攻撃フットボールのゲームになります。

大分の5バックはサイドに全くスペースを与えてくれません。

故に、キヨはトップ下のような位置で中央を崩しに掛かります。

その中でもキヨの見事なスルーパスを豊川へ

正面で嘉人が後はシュートを打つだけの体制に。

。。。。なのに豊川は何故か無人のスペースにヒールパス。

嘉人が目の前でフリーなのに。。。。

シュートだけでなく視野も狭いのか。。。。残念です。

 

さて、後半に入るとクルピが修正を加えてきます。

スペースがないサイドを坂元の”個”で突破に掛かります。

これがロティーナと大きな違いですね。

あの狭いスペースを個で打開に走ると、

ボールロストでピンチを招くリスクと隣り合わせです。

それでも攻撃を優先するクルピとリスク回避するロティーナの

大きな違いだと思います。

そして戦術より敢えて個で突くクルピらしい手段です。

 

個で突破を図る坂元を陸と原川で支える形。

何度も何度もサイドでボールを持って、

何度も何度も切り返してクロスを供給します。

中央ではキヨが待ち構えつつ、時には右サイドにも加わる徹底ぶり。

そんな中、52分に嘉人がゴール前でボールがこぼれるも

前がGKとDFで一杯なので、咄嗟にスペースにパスしたが

丸が来てなかったです。。。。うーん、あそこで左まで

攻め切るには勇気は要りますね。

 

そうやって攻め手を変えるも大分の守りはさすがの堅さ。

と思っていたら、選手交代を合図に一気に攻勢を強めてきます。

そして79分のシュートシーンは大分にとって完璧な

シナリオが完結しかけましたが、ポストに救われます。

この後の展開からも大分ペースで正直、ドローでも御の字だと

思っていたら、最後にこの試合でサイド攻略に労を惜しまず

働いていた坂元に御褒美が舞い降ります。

 

86分 相手のクリアボールをボレーで左足一閃

 

ゴーーーーーーール!!!!!!!!

 

素晴らしい弾道でゴールを突き刺します。

苦手な相手を個の力で制した時のクルピは強いですね。

とりあえず、これで落ち着けそうな大事な勝利です。

 

じゃあ、このままシーズンを走り切れるかといったら別です。

今は相手チームがロティーナの残像でセレッソを捉え切れていません。

そら180°違うフットボールが展開される訳ですから、

相手チームにとったら違和感を抱きながらプレーを強いられます。

次第にセレッソの特徴を理解してくると相手も対策を練って来ます。

この大分戦は今後の対戦相手にとって対策を立てるのに有効なゲームです。

その対策を練られた時に勝てるかどうかを個で打破するのがクルピのチーム。

そのためにも坂元は今後カギを握る選手に間違いありません。

相手にセレッソ対策の教科書を渡したものの

同時に打開する答えも見せた貴重なゲームです。