Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第26節】大阪ダービー~フットボールって面白い。

セレッソ大阪 vs ガンバ大阪

11月3日(火)15:00 K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

陸が帰って来ました。やっぱ桜のRSBは陸です。

左には丸がそのまま残ります。

CBはヨニッチ、木本でボランチに藤田が戻ります。

TOPはベストコンビになりつつある豊川&奥埜。

前節、苦しんだ瑛ちゃんと瀬古がスタメンを外れます。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 - 1 ガンバ大阪

  32分 井手口(ガンバ大阪

  34分 豊川 (セレッソ大阪

 

③試合経過

どちらも上位で好調な状態でのダービーって余り記憶になく。

基本的にガンバ>>セレッソの構図が多くて、

最近になってガンバさんの不調期間が多くあったことで

好調なセレッソ有利のシチュエーションでダービーを迎えるも

ガンバさんにダービーの意地を見せられたりと

なんか常に不等号がついた状態での対戦が多いこのダービー。

ところが今回は両者互角。まさにがっぷり四つのダービー。

本当のダービーを楽しめそうです。

 

試合間隔の違いもあり、セレッソのボールポゼッションの構図。

今のガンバさんは守備に自信ありで、セレッソの弱点のハイプレスを

そこまで仕掛けてきません。お互いの”長所”のぶつかり合いです。

なんせ失点2位と3位の試合でもあります。

 

10分 坂元がエリア内で上手くボールを奪ってマイナスのパス

   デサバトのシュートもDFのブロック。

   そのこぼれ球を陸のシュートも再びDFがブロック

 

16分 CKからのクリアボールを坂元のボレーも枠外

 

19分 丸の素晴らしいクロスに豊川が飛び込むも合わず。

   やっと一時期の疲労困憊から丸が帰って来ました。

   今日は久しぶりに躍動する丸が見れました。

 

32分 先制点はガンバ。パトリックのさすがの強さに

   最後は井手口に決められます。

 

セレッソもすぐにやり返します。

33分 FKに木本が合わせるもポスト。

   跳ね返ったボールを豊川がヘッドで押し込み

 

ゴーーーーーール!!!!!!!!!

 

絶好調男のゴールですぐに追いつきます。

これで今シーズンの悩みの種の2TOPは豊川&奥埜に決まりですね。

今日はガンバさんが引いてボールポゼッションパターンだったので、

裏を狙うシーンはどうしても少なかったですが、

チャンスがあれば見せていましたし、シュートシーンには

必ず絡んでいました。そんな良い流れからのゴール。

 

38分 キヨの意地のディフェンスから高い位置でボールを奪い

   そのままエリア内まで運び、豊川へラストパス。

   決まったかと思ったところに相手DFが意地で戻ります。

   どちらも気持ちが見えるプレーに大興奮!

 

39分 豊川がサイドに流れて相手を交わしての突破。

   抉ってのマイナスのクロスにキヨがスルーで

   藤田がフリーでゴーーー。。。外れた。。。。

   豊川の裏へ抜けるスピードで作った絶好機でした。

 

セレッソの押せ押せ?

いやいやガンバさんも黙っていません。

40分 中央から裏へ抜けた宇佐美に素晴らしいパスが!

   GKと1:1もジンヒョンの飛び出しでファインセーブ。

 

前半は1-1のままで終了。いやー、どちらも面白い。

 

後半、開始後はガンバさんがややギアを上げてきます。

セレッソも守備なら負けていません。

いつもの美しい4-4ラインとパトリックや宇佐美が

ボールを持つと人数掛けて奪う守備はさすがの一言。

個の力が強いガンバさん相手にしっかりと守ります。

そこを守り切ると、ガンバさんの攻め疲れに対して、

セレッソは柿谷を投入して攻撃のギアを上げます。

 

63分に柿谷のあいさつ代わりのオーバーヘッドの後は

69分 キヨが個の力で魅せます。ドリブルで2人交わすと

   柿谷とのワンツーで抜け出すもギリでオフサイド

   キヨもスペースがあれば個では魅せる選手です。

 

この後、両チームとも更なる交代を経て、

試合展開もややオープンな展開に。

 

81分 柿谷がセンターサークル付近で奪ったボールを

   陸に預けてそのままエリア内へ。

   陸はその柿谷を狙った見事なパスも相手DFに阻まれる。

 

82分 丸がAwayのダービー時を思わせるミドルを狙うも枠外。

 

84分 左でキヨが空いてDFと競りながらのヒールで丸へ。

   丸のクロスに中央でこぼれ球にデサバトが狙うも

   相手DFのシュートブロック。

   この試合ではデサバトや藤田がエリア内でシュートを

   打っている点が一つの大きなPointでもあります。

   ボランチは守備を考えたポジションを常に取るので、

   なかなかエリア内にはいないことが普通であり、

   シュートシーンはほとんどないのがこれまでのセレッソ

   でも、今日はこのシーン含めて3度ありました。  

   裏へ抜ける動きやボランチの攻撃参加。

   苦しんだ停滞からまた1歩踏み出そうとしています。

 

92分 片山のロングスローにキヨのオーバーヘッドもわずかに枠外。

   これが決まっていれば劇的なゴラッソ!でしたけどね。。。

 

この間、ガンバさんも渡邊のキープ力で攻撃は脅威だったし、

どちらに転んでもおかしくない展開でした。

しかし、どちらもあと1歩のところでの守備が鬼気迫るものがあり、

オープンなゲームになりつつも、お互いに締めるところは

キッチリと締めるので、とても面白いゲームになりました。

 

④雑感

タイトルにも書きましたが、純粋に面白かった。

そんな素晴らしい大阪ダービーだったです。

90分があっという間に過ぎて、終わりたくないと思える好ゲーム。

どちらもチームの完成度や個々の技術を満喫出来ました。

いやー、まだ余韻に浸りたいくらい面白かったです。

ガンバさんの方が休養が少なかったにも関わらず、

あれだけの体を張るディフェンスも素晴らしかったし、

ルーズボールの攻防はダービーらしい激しさもあったし、

うーん、とにかくこの試合の感想はやっぱりフットボールは楽しい!

休養が少ないながらに好ゲームを演出してくれたガンバさんにも感謝です。

冒頭にも書きましたが、ダービーと言ってもなんか差がある

両チーム間ということもあり、1/34感がどうしてもありましたが、

今日は「大阪ダービー」と呼べる好ゲームを楽しめました。

やっぱり、お互いのチーム状況が良いとダービーも白熱しますね。

今後もダービーと呼べるようにお互いに上位争いしましょう!

今日はとても満足したのでこの辺で。

 

【第24節】vs浦和レッズ~方向は間違いじゃない。こんな日もあるさ。

セレッソ大阪 vs 浦和レッズ

10月24日(日)17:00 K.O. 埼玉スタジアム2002

 

①スタメン

私の声が届いたのか2TOPは奥埜と豊川です。

ボランチはデサバトと木本の組み合わせ。

藤田の調子が上がらないのが心配です。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 - 3 浦和レッズ

  28分 豊川(セレッソ大阪

  34分 興梠(浦和)

  44分 山中(浦和)

  71分 マルティノス(浦和)

 

③試合展開

嫌でも注目は奥埜と豊川の2TOPですね。

ここ最近、研究されて後ろからのつなぎへのハイプレスへの

対抗策として始めている裏への飛び出し。

そこにピッタリの相性を示した豊川。

この試合の注目ポイントです。

 

そんなセレッソですが、狙いは裏へ走る豊川。

何度も何度も繰り返します。

その1発目

6分 瀬古のロングボールに走る豊川

  クリアされるもそこを拾おうとした木本がファールを受けます。

  そのFKをフリーでヨニッチのヘッドも枠外。

  この時も奥埜がスーッと瀬古のボールをもらう感じで

  DFを引き連れて下がって生まれたスペースに

  豊川が走り込んでのチャンス。

  奥埜を上手く使えるFWがベストです。

 

その後、やや中途半端にボールを奪われてピンチを迎えますが、

セレッソの狙いはブレません。

 

21分 デサバトのロングボールに裏へ抜ける豊川

   狙ったシュートは西川のセーブに。

   弾いたボールを奥埜が狙うも槙野のクリア。

   後でも出てきますが、この試合の槙野は凄かった。

 

26分 つなぐ形からのサイドチェンジで片山のシュートまでいきます。

   裏を抜ける形と後ろからつなぐ今までの形の共存です。

 

27分 ゴールキックにヘッドで弾き返したボールに

   豊川が裏へ抜け出して、相手DFを交わしながらのシュート

 

ゴーーーーーール!!!!!

 

豊川の裏へ抜ける動きが功を奏します。

試している形が結果に出ることは嬉しいことです。

自信を持って進めます。

豊川もしっかりと自信を深めたようです。

 

32分 PK献上で興梠に決められてしまいます。

   その前の片山のパスを奪われたのがすべてです。

   真ん中の相手フリー選手にボールを渡せばこうなります。  

   その後に汰木のドリブルに翻弄されたことからも、

   片山の焦りが出てしまいましたね。

   瀬古は巻き込まれ事故という感じです。

 

43分には更に追加点を奪われます。

瀬古はまたもや事故に巻き込まれて、今日は不運の日です。

 

前半を1-2で折り返します。

 

リードした相手はそんなに裏にスペースを開けませんので、

ここからは前半戦のつないで崩す形が必要です。

 

55分 坂元がサイドをエグッてからのマイナスのクロスに

   デサバトが狙うも枠外。

 

前半戦の戦い方なら坂元の躍動に期待です。

 

67分 同じく右サイドで起点を作って片山のクロスに

   豊川がエリア内で粘ってのシュートも枠外。

 

68分 またも右から片山のクロスにメンデスのヘッドも

   西川のファインセーブに阻まれます。

 

右サイドからの攻めでなんとかチャンスを作りますが、

最後は浦和の守備に阻まれます。

 

70分 スローインからのボールを汰木がドリブルで

   片山を交わして試合を決める3点目を奪われます。

 

試合はこのまま1-3で終了で敗戦です。

 

④雑感

負けてしまいましたね。浦和さんは調子が良さそうでした。

セレッソの司令塔であるキヨをマンマーク

無効化した長沢は特に素晴らしかった。

45分にキヨが長沢に対して珍しく感情を露わにした姿が、

このゲームを苦しくした要因を物語っています。

後、ここまでロティーフットボールの申し子として

活躍した瑛ちゃんが完璧にやられてしまった汰木。

ここも1:1での負けがそのまま失点になっている点も

この試合が完全に後手後手になった要因です。

そして最後に槙野。

うちの切り込み隊長の坂元を寸でのところで何度も止めます。

2度くらい敵ながら拍手を送りたくなるナイスDFがありました。

うーん、うちが悪かったというより相手が良かった印象の方が

強いでんすよねこの試合は。

そこにオウンゴールの不運も重なってしまった。

まあ、こんな負けは忘れるに限ります。

 

豊川の裏への抜け出しは明らかに武器として機能しました。

何度も何度もチャンスを迎えたシーンは見応えありでした。

そして前半戦の攻撃手段である、ゆっくりつないで

サイドチェンジからのサイド攻撃。

その代表格である坂元もそこそこ見せ場を作りましたが、

今日は槙野が1枚上手でした。

先の通り、キヨが長沢に苦しめられていたので、

攻撃が右一辺倒になったのも厳しかったですね。

 

瑛ちゃんもここまで一気に登り詰めて、

今日は汰木という壁にぶつかった感じですね。

まあ、ここまで右肩上がり伸びて来たので、

これも良い経験になったのではないでしょうか?

成長するにはこの経験を糧に出来るかどうかです。

瑛ちゃんの更なる成長に期待しましょう。

 

私的には負けたのは悔しいけども、

豊川という新しい武器を得たことは大きな収穫だと思います。

ただリードされると裏がなくなるので苦しいですね。

そこはロティーナの堅守がベースにないといけませんね。

堅守からの1発で得点を奪う攻撃は、

川崎さんを攻略する上では必要な戦術ですね。

まあ川崎さんを0点に抑えることが最も難しい作業ですが。

次の大阪ダービーではこの戦術の熟成を証明する上でも

勝利を飾って、いわゆる正のスパイラルを回していきましょう。

 

でもVARがないJリーグは本当にストレスがなくていい。

プレミアやエルクラシコを見てると、

もう、エリア内で倒れたもん勝ち、相手の手に当てたもん勝ち。

なんか私の知ってるフットボールからどんどん遠ざかってます。

レッズなんて、主審はエリア外なので怪しきでも

笛吹いたたけなのにVARが介入してエリア内と判定してPK。

それもめっちゃ微妙な位置でブレイブスの選手も誰一人PKを

アピールしていない中でのPK。

とにかくエリア内で足が当たったり、手が掛かればれば

倒れたらPKの確率up!VARだとほとんどPKになります。

しかも誰もアピールしていないのにVARの介入で

オフサイドやPKのシーンを見てると本当に興冷めです。

せめて回数を決めて申告制とかにしてくれないかな?

誰もアピールしてないんやからVARせんでもええんちゃうの?

後ろ向きの人の手に当たってPKなんてのもありました。

もう意図的にという言葉も消え去ったPK。意味がわかりません。

VARが本当の意味で人間の手助けになる日はまだまだ先ですね。

VAR向けにルールの整備が必要なんだと思います。

最近、プレミアでのVARにストレス溜まりまくりの管理人でした。

【Liverpool】緊急事態発生!~ファン・ダイク長期離脱。

なぜ、レッズは平穏という言葉から遠いのだろうか。。。

CL制覇、PL制覇と着実に強くなり、

今シーズンは更にチアゴとジョッタの加入。

明らかに戦力upです。

シーズン開幕してからもライバルチームの躓きもあり、

2冠さえ狙える状況に期待が膨らみました。

甘かったです。

レッズにそんな安定した強さなど求めることは間違いです。

いつもスリルと興奮が渦巻くジェットコースタークラブです。

ファン・ダイク長期離脱。

それはレッズがレッズに戻った瞬間です。

 

今やファン・ダイクは守備でも攻撃でも欠かせない選手です。

中盤はハンターを揃え、フロントスリーと追い込んで

ボールを奪うことを最大の目的としています。

今シーズンはチアゴが加わって、中盤にもパスを

出せる選手が入りましたが、主にパスを出す仕事は

ファン・ダイクを始めとするDF陣が重要。

TAAとロボのサイドバック同志のパス交換や

ファン・ダイクからのパスが重要な攻撃の一手です。

この話はレッズの試合を見ている人しか伝わらない

戦い方だなーと書いてても思います。

そんなレッズにおいて重要な攻撃の手を失うことになります。

 

もちろん守備でも言うまでもない存在感。

世界最高のCBの一人に違いはありません。

ケガがちのマティプ、不安定なゴメスと

他のCB陣が頼りない中で、獅子奮迅の活躍です。

言ってるそばからマティプがケガで離脱して、

結局、ファビーニョに頼ることに。

TAAとロボが超攻撃的なSBなので、

裏を狙われることは日常茶飯事ですが、

中央でファン・ダイクとアリソンの2人だけで

失点を防ぐシーンは数知れず。

そう、その一人アリソンもケガで離脱中。

GKってあんまし離脱しないイメージですが、

アリソンはケガの離脱が多いのが課題です。

昨シーズンもかなり欠場しています。

 

うーん、苦しいです。

やっぱりレッズが強くなったのは守備が安定したからです。

攻撃は昔からそこそこ強かったんですよね。

トーレススアレスの時代なんて攻撃力だけなら

間違いなくNo.1でした。ただ守備はいつもガタガタでした。

そこを変えたのが間違いなくファン・ダイク。

レッズの歴史を変えたと言っても過言ではありません。

そんな選手を長期間失う訳ですから、全く別のチームになります。

正直、厳しい。。。。。

しかし、

今のレッズには頼れるボスであるクロップがいます。

今のレッズには頼れるキャプテンであるヘンドがいます。

起こってしまったことは仕方ありません。

皆で前を向いて進みましょう。

CLは観れなくなったので、今シーズンはナシでも良いです(苦笑)

しっかりとリーグ戦を戦い抜いてもらいたいです。

何を言ってもうちは

You'll never walk alone.

を掲げるクラブです。

風の中も嵐の中も前に歩いていかねばなりません。

それは一人ではなくクラブ一体となって。

 

 

 

【第23節】vs横浜Fマリノス~解放された両翼と裏へ抜ける攻撃。

セレッソ大阪 vs 横浜Fマリノス

10月17日 15:00 K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

ボランチに木本、CBに瀬古が入ります。

中2日の割には小変更で挑みます。

 

②結果

 セレッソ大阪 4 - 1 横浜Fマリノス

  10分 奥埜(セレッソ大阪

  67分 奥埜(セレッソ大阪

  71分 豊川(セレッソ大阪

  80分 豊川(セレッソ大阪

  91分 水沼(横浜)

 

③試合経過

何故か相性が良い横浜さん。

ホームでは8年以上負けていないのは驚きです。

ん?でもウチは3年ほど留守していますね(苦笑)

 

そんな相性の良さそのままに試合に入ります。

Away対戦ではしっかり守備のブロックを作って

横浜さんの攻撃を一方的に受ける形でしたが、

ここ最近の閉塞感から、セレッソは変えようとしています。

今回は意外にも相手の早いテンポのゲームに合わせています。

ここ、「重要な違い」です。

今まではこの早いテンポを嫌ってスローテンポに

持ち込むのがセレッソの基本中の基本。

しかし、今日はまともに相手の土俵に入り込んでいます。

 

で、先制は早い時間帯に。

 

9分 キヨのさすがのボールキープからサイドチェンジ

   受けた瑛ちゃんが前を向いた状態で坂元へパス。

   坂元の切り返しからのクロスに奥埜がヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

最近は徹底的にマークされて、ボールを持つと必ずDFが2人来て、

完全に対策されてしまい沈黙していた坂元ですが、

まさかのDF一人!!!!横浜さん、そらあかんやろ?

確か、前回対戦でも坂元にチンチンにやられたのに

まさかの対策なし?????

前節もティーラトン一人でやられてましたよね?

まるでVTRみたいなシーンに驚きでした。

まあ、相手を研究して対策するチームと

自分たちの強みを前面に押し出すチームと

両チームあるとは思いますが、そこは対策しとけよ!と

敵ながらに突っ込みたくなる先制点です。

 

これでとても楽になりましたね。

前節の勝利による精神的余裕はこういったプレーに

不思議と続くものです。正のスパイラルですね。

 

11分 ジンヒョンのフリーキックから丸にこぼれて

   シュートも枠外

 

必ずしもつながず、スペースへのランにロングボール1本。

このプレーは前節から取り組んでいるプレーです。

やっぱり明らかに変化を求めています。

 

12分 丸のFKが直接ゴールを襲いますがGKに弾かれ

   そのボールを奥埜のシュートもDFに弾かれます。

   丸のFKの前のプレーが坂元のロングパスにメンデス。

   坂元を経由して奥埜がサイドから仕掛けたとこで

   ファールをもらう訳ですが、最初に坂元がボールを受けた時に

   後ろを向かずに前への選択出来ています。

 

22分 キヨのサイドチェンジからまたもや坂元が飛び出します。

   坂元が今度はアーリー気味にクロス。

   弾き返されたところをキヨのミドルもDFに弾き返される。

   キヨも同じくフリータイムが一杯。前を向いてプレーしたら

   これくらいの精度のボールをいくらでも供給できます。

   横浜さん、本当にノー対策????

   この20分までもキヨが気持ちよくプレーしていて

   魅了するプレーの連発でした。

   キヨが分断されていたこれまでのゲームと大違い。

   キヨがこれだけ前を向いてプレーしてれば、

   いくらでもチャンスを創出出来ます。

 

25分過ぎから、セレッソの攻め疲れと横浜さんのギアアップにより、

横浜さんへ主導権が移って、セレッソが受ける形へ。

まあ、ここまでセレッソが主導権を握っていましたので。

ここはしっかりと耐える時間です。

 

そんな横浜さんの猛攻の中、ジンヒョンが狙われて

ヒヤッとするものの、基本的に堅守は不調時も揺らいでいないので、

無事に無失点で前半を1-0で終えることが出来ました。

 

後半に入り、横浜さんの攻撃とセレッソのカウンターという

スピードのある展開のままセレッソがチャンスを迎えます。

 

63分 瑛ちゃんの守備から坂元が受けてスペースへ走る

   奥埜へパス。奥埜はパス&ゴーで走る坂元へ返すと

   坂元はシュートもDFに弾かれ、そのボールを後ろから

   木本のシュートも再びDFに弾かれる。

   でも、この厚みもgood!です。

 

65分に木本、メンデスoutで藤田、豊川INです。

 

65分 瑛ちゃんのロングフィードにキヨが抜け出し、

   冷静にヘッドで折り返すも中央の豊川に合わず

   ファーの奥埜が拾います。

   すると奥埜がクロスに見せ掛けてニアをブチ抜いての

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

ここも素早く前に蹴っている点がに注目です。

前節からの取り組みが横浜さんのハイラインにバッチリと

相性が合った訳ですが、新たな攻撃を構築しつつある過程が

結果につながっていることはとても良いスパイラルです。

 

まあキヨが明らかにオフサイドっぽいけど、

散々、判定に苦しんだシーズンなので、遠慮せずにもらっときましょう。

と思ったら、この審判団は例のダメダメ審判団やん!

またもや見逃しかいな。誤審もフットボールの一つが

私の持論ですが、この審判団は一度外した方が良いのでは。

毎試合、誤審をしているようではちょっとレベルが。。。。

やっぱり山本主審だと選手が審判に詰め寄るシーンが多いんですよね。

かといって私のVAR嫌いは今日で更に強まったのでいりません。

マージサイドダービーでの決勝ゴールで、

飛び上がって絶叫したのに(眠りについた家族を起こしてまで)、

マネの腕が数mm出ていたからオフサイドでゴールは取り消し。

もう、フットボールの楽しみが幻滅ですわ。

数mmのオフサイドいる?しかも手やで。

ハンドも手に当てた方が勝ちみたいなルールになってるし。

そんなんフットボールとちゃうやん。

VARがあってもなくても揉めるんやから、ナシでいいです。

最大の喜びであるゴールシーンが奪われるのであれば。

セレッソの2回見逃されたハンドもその時は怒りますが、

まあ、シーズン通して五分だと思っているので、

それほど成績に影響はないと思っています。

おっと、昨夜の怒りが込み上げて話が逸れてしまった(苦笑)

 

攻めるしかない横浜さん。

後は守りながらカウンターでOKです。

と思っていたら、

 

69分 奪うとすぐに瑛ちゃんがロングボールを蹴ります。

   するとそれを受けた豊川がキヨの十八番を奪うループで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

いやー、シーズンベストゴール候補にも上がる見事なゴールです。

前節のプレッシングモンスターと化して試合の流れを変えた豊川。

フットボールの神様は見ているんですよね。

シーズン初ゴール(リーグ)がこんなビューティホーなゴールとは。

あ!またもやロティーナの笑顔も。交代選手が活躍すると

監督冥利に尽きるのでしょうか?

 

もうこうなると横浜さんのバックラインはガタガタです。

セレッソの新しい取り組みである裏を狙う練習台と化します。

 

78分 右に入っていた奥埜が裏へ走る豊川へパス。

   豊川は相手を振り切ってGKと1:1を制しての

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

一気に2ゴールを奪っちゃいました。

この後も西川に絶好機があったりと、

意気消沈した横浜さん相手に何度もチャンスを創出。

そんなチームが苦しい時にゴールを返す宏太はさすがです。

チームが苦しい時に何度もハッパを掛け続けてくれた、

在籍時の姿を少し思い出しました。

やっぱり彼には感謝しかありません。

 

④雑感

最近の鬱憤を晴らす気持ちよい勝利になりました。

それだけに夜中のマージサイドダービーが。。。。

おっと、まだ引きずっていて話が逸れ掛けました。

 

ハイラインを敷いて攻撃的に来る横浜さん相手に

前節から意識している裏へのスペースへ早く走る攻撃が

上手く嵌った感じがします。

又、パスの供給源であるキヨへのマークが薄く、

あれだけ自由にしたら、キヨの能力からしたら、

効果的な攻撃がいくらでも繰り出せます。

そして、DFが一人しか来ないと水を得た魚のように

生き返った坂元と二人で以前の攻撃を思い出したようでした。

 

これだけの大勝なので良かった選手はいっぱいいますが、

敢えて、その輪に加われていない選手が一人。

ブルーノ・メンデスです。

昨シーズンと違って、何か歯車が合いません。

この試合でも歯車が合わないシーンが散見されました。

南米助っ人の宿命とも申しますか、メンタルの変化が

プレーに影響する選手が多いんですよね。

昨シーズンのメンデスを知っているので、

ここ最近の姿は昨シーズンの姿とは明らかに違います。

 

そんなメンデスとは対称に中央のボール奪取率が

とんでもないと思われるデサバト

どんだけボール奪うねん!というほどのボール奪取率。

攻撃力ではJ屈指の横浜さんの攻撃をことごとく潰します。

足を滑らせてのピンチは御愛嬌(笑)

この試合はMOM級の活躍です。

 

それと2ゴールの奥埜ですが、ゴールより

1stディフェンダーとしての役割がこの試合は凄いです。

奪ってからの攻撃が速い横浜さんのスピードを必ず、

1度落とします。こういった前に速い相手に奥埜の

1stディフェンダーでの貢献は半端ないです。

さりげなくボランチの顔になるんですよね。

かと思えば右に左に顔を出す攻撃時の動き。

さすがロティーフットボールの申し子といったとこです。

ちなみに、ハーフタイムのHot Zoneで奥埜をやっていたのですが、

めっちゃ守備に戻っていて、貢献具合が良くわかります。

奥埜とデサバトの2ラインで守備を遅らせるから、

最終ラインはボールを弾き返すことに集中できるのですね。

ここのラインはロティーナの中核です。

 

さあ、やっと1週間休めます。

裏へ抜ける新たな攻撃が更なる進化を遂げて欲しいですね。

今の裏へ抜ける攻撃なら豊川が嵌る可能性ありですね。

今、一番メンタル的にも良い状態の豊川。

奥埜と二人でプレッシングモンスターからの裏への抜け出し。

意外に新しい形を作るかもしれません。

湘南で苦しみながらも勝利を収めたことで少し前向きになれました。

ゆっくりつなぐ攻撃しかなく、ハイプレスを仕掛けられると

打つ手なしから、一つ進歩した。

そんな意味からもこのゲームは大事なゲームになったと思います。

 

 

【第22節】vs湘南ベルマーレ~出直しの一歩となる勝利。

セレッソ大阪 vs 湘南ベルマーレ

10月14日(水)at 19:30 K.O. at ヤンマースタジアム長居

 

①スタメン

とうとう皆勤賞の陸まで負傷してしまいました。

SBは左にマルが右に瑛ちゃんが入ります。

TOPはメンデスと奥埜に戻ります。

 

②結果

 セレッソ大阪 1 - 0 湘南ベルマーレ

  92分 マティッチ(セレッソ大阪

 

③雑感

研究されつくして迎えた上位対決は

ことごとく厳しい結果に終わってしまい、

これまでの自信を打ち砕かれた感じですが、

何とか出直したい一戦です。

 

もう基本的にはセレッソ対策はどこもバッチリです。

そんな中、セレッソは後ろでゆっくりとつなぐのではなく、

比較的、早めに裏のスペースへパスを送り込みます。

ここが何とかしたいと言う気持ちの表れですよね。

そんな戦術変更はやっぱり微妙に合いません。

どうしても精度が合わないチグハグ感は否めません。

でも、今までと同じことをやっていては先がありません。

ここは苦しくとも違う攻め手を考えねばなりません。

私はこの試合はチグハグでも、攻撃の手を増やすことが

大事だと思うので、諦めずにやってもらいたいです。

 

そんな感じで慣れない攻撃で逆にカウンターを食うことも多く、

ピンチは幾つか迎えましたが、守備だけは川崎戦を除けば、

負けている間でも及第点だったので、失点まではしません。

 

34分にはCKからメンデスの”ど”フリーヘッドも枠外。

どうもコンディションが上がらないままです。

 

後半立ち上がりは湘南の決定機をジンヒョンが止めます。

守備だけは粘り強く頑張り続けます。

 

そんな後半からはスペースに走る狙いを2TOPから坂元へ。

ここも試合の中での小変更です。

試合中、ワンパターンで攻め手を失っていた姿から

何とかしようという気持ちの表れだと思います。

坂元へのパスはいくつかチャンスになりそうでしたが、

やっぱり慣れない攻撃に精度が少し落ちてしまいます。

でも、変えようとすることが今は大事です

 

そこでいつも交代で変化を与えられないセレッソでしたが、

この試合は豊川が少し違いを見せてくれました。

プレッシングモンスターと化した豊川が徹底的に

湘南の選手を追い回します。

カウンターの局面ではこれまた交代で入った西川が

効果的な展開で初めて少し貢献します。

とにかく選手交代がいつもとは違ってリスクを負う

イケイケの采配。ここも変化です。

いつもならベンチに瀬古がいるので、

瀬古入れて木本、藤田、デサバト、奥埜辺りで

ローテーション的交代で何も変化なし。が、

リスクを負ってまで攻撃的選手をどんどん投入する選手交代は

リスクを最も嫌うロティーナにしては驚きの選手交代です。

その証拠に最後の10分くらいはセレッソの試合では滅多に

お目に掛からないオープンな試合へ。

「何か変えたい」という思いが90分に渡って

繰り広げられました。

その代償は精度や連携がシーズン開幕当初並みでしたが、

そりゃ熟成した戦術からの変更なので当たり前です。

現実のフットボールはゲームとは違います。

そんな努力は最後にマティのヘッドで

 

ゴーーーーーール!!!!!!

 

によって報われます。

このゴールは大きいですよね。

完全失速&連敗中のチームにとっても貴重な勝利。

そして、新たな攻撃を探る中での勝利。

ここ負けるとすべてが疑心暗鬼に陥って、負のスパイラルに入ります。

そういった意味では出直しのためにも貴重な1勝です。

ゴール自体はユンさんの時を思い出すようなゴールでしたけどね(苦笑)

 

相手の湘南さんは川崎戦でもめっちゃ良いゲームしてたんですよ。

でも、セレッソ戦と同じく内容が良い割に結果が伴わない。

こちらは完全に負のスパイラルですね。

鈴木冬一辺りは完全にサイドを制圧していたのに。。。。

フットボールとは難しいものです。

降格する時ってこういう負のスパイラルに陥りやすいんですよね。

今シーズンは降格はありませんが、下位に沈むということは

そういうことなんですよね。

最下位だから弱いとか考えるのは大間違い。

少しのボタンの掛け違いで順位が大きく変わるのが

戦力差の少ないJリーグの特徴だと改めて思いました。

昇格チームが優勝を2回もしてるくらいですしね。

そして昔のセレッソはそれを思いっきりやらかしていたので、

今の安定とそこからの1歩1歩の進化はとても大事だと思います。

それだけにコロナ禍の資金減はやや心配ですね。

今日の主役であるヨニッチや監督のロティーナ等々、

引き留める資金があるのかどうか?????

仙台さんなどはコロナ特例がなければJライセンス剥奪の危機。

そう考えるとセレッソだけではなく、

資金難のJリーグの行く末が見えないなー。

今日はちょっと脱線してしまいましたね。

とりあえず、この勝利でひと息つけて本当に良かったです。

 と思ったら中2日で横浜戦かよ。

コロナは資金も日程もクラブを苦しめますね。

生活も含めて、早くコロナから解放される日々を祈りつつ。。。。