Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【レッズ】ここまでを振り返って。気になるサラー。

開幕8連勝。

2位シチズンズとの勝ち点差8。

威勢の良い言葉ばかりが並び、

もう優勝間違いないと報じるタブロイ紙も現れる始末。

でも、レッズサポにそんな浮かれた人は誰一人いないと思います。

昨シーズンも1月の時点で首位、2位との勝ち点差7。

そこからの失速で勝ち点差1の2位に甘んじました。

スアレスに導かれたシーズンなんて4月に首位に立ったのに。。。。

これまでも何度も最後に失意を味わっているレッズサポにとって、

何ひとつ”安心”なんて言う文字はありません。

特に昨シーズンのバルサ戦に代表されるように逆境に立たされた時の

チームやサポのアドレナリンはハンパないのですが、

こういった首位に立った状況になると、何故かオドオド。

これがレッズだから仕方ありません。伝統芸みたいなものです(苦笑)

ファギー爺の悪魔さんやモウさんのブルーズが羨ましくて仕方ありません。

それ故にレッズはトーナメントに強くリーグ戦に弱いのでしょうね。

 

で、今シーズンに目を移すとここ最近は”良く勝てた”という試合が

続いています。特にナポリ戦の敗戦以降は絶不調。

強い方のユナイテッドと言われてるシェフィールドUには

GKのトンネルで薄氷の勝利、ザルツブルク戦は南野に躍動されて、

あわやアンフィールドで星を落としそうなゲーム。

フォックスズ戦も最後の最後の微妙なPKでかろうじて勝利。

恐らく、他のサポなら内容が悪い試合でも勝つことが出来るチームは

本当に強いチームだ!なんて称されるのでしょうが、

レッズサポだけは泣きながら勝利を噛みしめてます(笑)

正直、そういった耐性のないクラブですので。

 

ここからはもっと厳しくなると予想しています。

まず昨シーズンと全く同じスカッドで入ったレッズは

前半戦は他のクラブより1日の長があるのは当たり前です。

他のチームが成熟してきて、更にレッズの研究が進めば

上積みの無いレッズが苦しくなるのは必然です。

むしろレッズは勤続疲労から下降線を辿る時期に

他のチームは最も調子を上げるタイミングにぶつかります。

そのためにもケイタとチェンボが上積みにならないと苦しいですね。

更にシャキリ、オリギ、ララーナ辺りも。

クロップは上手く行っている状況では極力メンバー固定したい

タイプなので、今後の選手起用が注目されるのは間違いありません。

 

レギュラー組に目を向けるとサラーがかなり気になっています。

例のマネ激怒事件以降の消極的なプレーがめっちゃ気になってます。

いつもなら強引にシュートに行くシーンでも常にマネにパスを

出そうとして合わないシーンが散見されています。

一つ間違えばセルフィッシュと取られかねないプレーではあるが、

サラーの最大の長所はあの強引さだと思っているので、

そのプレーが消えたサラーは怖さが半減してしまいます。

たまにボビー、マネよりサラーなら欠けても的なコメントを

見かけますが、あの強引なプレーがDFを引き付け

他のプレーヤーにスペースを与える訳なので、

私はサラーなりのチームプレーだと思っています。

3人の長所の最大公約数が今のレッズだと思っているので、

サラーの強引さは絶対に必要なものなのです。

ここにそのスペースを思いっきり活用出来るボビーと

そこをスイッチにスッとゴール前に現れるマネ。

この関係性こそが魅力だと思っています。

そのサラーが普通のプレイヤーの選択をしてしまうと

相手のバランスが崩れにくくなります。

変な話、バランスの良い攻撃は守りやすいです。

逆に静かな水面に一つ石を投げ入れることで、

波を起こすことが出来る選手がサラーだと思います。

相手に一石を投じることでバランスを崩せるのです。

マネ激怒事件以降のサラーを観ていてもわかる通り、

セルフィッシュな選手ではなく、人間的にも良い選手です。

わかる人にはわかるので、自分の長所である強引さは

失わないでもらいたいです。

そして時に強引な攻撃からとんでもないゴールを奪うことも

出来る訳ですから、インターナショナルブレイクの間に

リフレッシュして元のサラーに戻ってもらいたいものです。