at パナソニックスタジアム吹田 19:00K.O.
①スタメン
都倉が8ヶ月の離脱。実質、今シーズン終了です。
代わりは前節と同様に高木。
瀬古はU-20召集のため木本が戻ります。
②結果
55分 倉田(G大阪)
③試合展開
いつも思うのだが、大阪ダービーはガンバさんはどんなに不調でも
試合開始早々から気合の入ったプレスを見せてきますよね。
ガンバさんはダービーを本当にダービーマッチと捉えている感じが
ヒシヒシと伝わって来ますが、セレッソは1/34と捉えている感じです。
この気持ちの差がダービーマッチの成績の差なのかなと思います。
ガンバさんの世代を超えてもダービーに掛ける意気込みは素晴らしいです。
そんな試合開始はガンバさんのプレスもあり、非常にアグレッシブな
立ち上がりです。
9分 いきなりビックチャンス!ヨニッチのロングボールに
高木が抜け出してGKと1:1もGKを交わしに行ったところを
防がれてチャンスを逃します。
12分 には逆に大ピンチ!ヨニッチの中途半端なバックパスを
ファンウィジョにさらわれてGKと1:1は
ジンヒョンがファインセーブで切り抜けます。
20分 にも左サイドを崩されて最後はファンウィジョの
シュートもジンヒョンがキャッチ。
30分 またもやロングボール!丸のロングボールに
キヨが裏へ抜け出すもセカンドタッチが上手くいかず
この辺りまでアグレッシブで展開の速い立ち上がりも
お互いにミスが多く、さらに決定機を決めきれない辺りが、
お互いに今シーズン苦しんでいる要因ですね。
この後からお互いにプレッシングが効かなくなり、
今度はお互いにボールを持てばゆっくりと回す展開に。
どちらもボールをポゼッションすると全く攻撃の手がなく、
ただボールを回すだけのままで前半を終了します。
後半早々、ロティーナがギャンブルを仕掛けます。
高木OutでソウザIn。
ソウザとキヨを1.5列的に使うことで、攻撃の手を強めるが
これが逆に守備の崩壊を招く結果に。。。。
守備ラインは3バック?
もしくは左にソウザを入れて前掛かりになったので、
変則的に左上がりの陣形になります。
すると、左の攻めあがったスペースが
ガンバさんの格好の餌食になります。
54分 そんな左サイドを突いて倉田にゴールを許します。
このシーンもソウザがフラフラと前に出てスペースを
不用意に空けたことが原因です。少なくとも前半には
なかったシーンです。
その後も左サイドがボロボロになってしまい、
ロティーナは慌てて藤田Out、柿谷Inで元の4-4-2へ戻します。
しかし、時すでに遅し。
後で触れますが切り札のソウザが絶不調。
ボールロストのオンパレードでリズムがつかめぬまま、
むしろ、相手カウンターの恐怖にさらされる展開に。
77分の絶好機も柿谷が決めきれずそのまま試合終了。
勝てないダービーマッチが続きます。
④雑感
都倉の離脱は大変痛かった!
ボールの収まりどころを失ったセレッソは
ロングボールを蹴ってもマイボールにほとんど出来ず。
ボールを回すしかなくなりました。
裏への抜け出しも前半は何回かありましたが、
やはり、都倉に相手CBが釣りだされることで、
スペースが生まれる訳なので、都倉不在は苦しくなりました。
ほんで勝負に出た特効薬にて逆にバランスを崩して失点するという
悪い結果へとつながってしまいました。
特にその特効薬のソウザはワーストとも思える出来の悪さで、
目を疑うようなパスミス連発。デュエルもボールを奪われまくり。
ここから何度もピンチを迎える羽目に。
最後はボランチに下げて帳尻合わすも、帳尻合わせが精一杯。
ソウザは使われないからモチベーションを失ったのか、
コンディションが悪いからスタメンを外れているのか?
どちらかわかりませんが、心ここにあらずかもしれません。
今日の出来ならピッチに立てる状態ではないと思いました。
で、失点を招いたロティーナの采配ですが、
都倉を今シーズン失った今、何かチャレンジをしなければ
ならない訳なので、私は悪かったとは思いません。
この1試合としては悪かったが、1シーズン戦うには
いつかは試さないといけない訳なので。
そうなんです!
都倉不在の戦術を見つけなくてはならないのです。
松本戦の時に書きましたが、2連勝した4-4-2は
あくまでも「都倉頼み」だったので、
都倉がいなくなると苦しくなるのは想定内です。
もうちょい勝ち点を稼ぎたかったのが本音ですが(苦笑)
どちらにしても今シーズン絶望になった限りは、
都倉無しで戦う方法を早急に構築せねばなりません。
ロティーナにとっては試練ですね。。。。
次節は東京でしたかね。
首位を走る東京相手だと恐らく、防戦一方の展開も。
ただ今のセレッソにとって、こちらの方が勝ち点稼げるかもしれません。
昨シーズンもそうだったように、防戦一方の時の方が
強さを発揮できるチームにユンさんが変えてくれましたから。
昨シーズンも防戦一方の試合で多くの勝ち点を稼いでいます。
ん?やっぱり監督交代の意図がますますわかりませんけどね。
ただ、相性は良いので無理に変化を求めず、
一方的に防戦からの蜂の一刺し作戦が最も勝利に近いと思います。