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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第5節】vsベガルタ仙台~リスクを高めて攻撃を高める。

セレッソ大阪 vs ベガルタ仙台

at ユアテックスタジアム仙台

14:00 K.O.

 

①スタメン

サバトのケガでボランチは変わるものの基本形は同じ。

奥埜は古巣対戦ですね。

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②結果

 セレッソ大阪 2 - 0 ベガルタ仙台

   35分 都倉 (セレッソ大阪

   73分 田中 (セレッソ大阪

 

③試合展開

この試合はボランチが奥埜になったことで、

ソウザが左右どちらにも顔をだすようになり、

前節より左右のバランスが良くなった気がします。

全体的に見てもロティーナがやりたい形がようやく定まりつつある感じ。

だけど、お世辞にも内容は褒められたものではありません。

ボールポゼッションを意識する余り、

DFラインでのパスミスを連発します。

14分、17分、20分と高い位置で奪われて決定機に

持ち込まれますが、得点にまで至らず。

ここで得点されていたら、今のチーム状況だと結果は

全く正反対だったかもしれませんね。

さすがに3発もあれだけの決定機を外すと。。。。。

セレッソも苦しいシーズンですが仙台はもっと厳しい感じしました。

特に長沢は申し訳ないが1TOPはちょっとしんどいです。

で、セレッソに戻って最終ラインでバタバタするも

相手のミスにも助けられて20分頃から落ち着きを取り戻します。

仙台の左サイドが効いていたので、前節獅子奮迅の活躍をした

陸もやや抑え目でしたが、落ち着きと同時に次第に前へ。

 

27分 キヨが倒れながら絶妙なパスで都倉が左に流れて

   そのままシュートもサイドネット。

 

29分 右で陸の基点から柿谷がマイナスで中央へ

   ソウザが勢いよく走りこんでミドルもGKファインセーブ。

 

30分 次は仙台がセレッソのお株を奪うDFラインでのパスミス

   都倉が奪ってそのままシュートも27分のリプレイみたい。

 

34分 一気に駆け上がる陸へ柿谷からループ気味のパス。

   陸の折り返しに都倉の移籍後初の

ゴーーーーーーール!!!!!

 

リズムの良い時間に先制点は助かりました。

ポイントは2つ。雑感でまた。

 

この後、どちらもあまりゴールに迫らない時間帯が続きます。

ハーフタイムを挟んで当然、攻勢を強める仙台。

53分の波状攻撃も相手の精度に助けられます。

選手交代でどちらも活性化を図る中、

 

セレッソも交代で入った亜土夢が仕事をします。

 

 71分 高い位置でボールを奪い、キヨからフリーの亜土夢へパス。

   亜土夢はクロス側に狙いすましたシュートで

ゴーーーーーーール!!!!!

 

 これで今の仙台さんのチーム状況からすると勝負あり。

その後は時間も上手く使いながら亜土夢にもうワンチャンスも

あったりしながら試合終了。

相手に助けられた感が強いながらも、一息つける勝利です。

 

④雑感

今日の1点目はロティーナの形が見えた得点でした。

柿谷へパスした選手が重要なポイント。そう、片山です。

そこで一人余った陸がマークを抜けて最終ラインに飛び出します。

陸は前節もシャドーみたいな活躍をしていましたが実を結びました。

今節は左も同じように木本が攻撃に何度も絡んでいました。

攻撃の時には3バックのサイドの選手が攻撃に絡み、

ボランチ(今日は奥埜)が落ちてきて変則3バックになります。

その代わり、サイドでは数的有利を作り出してサイドから崩す。

特に中央には都倉がいるのでクロスも有効です。

逆に中央はややスカスカ感が漂いますので、

中央を崩すのが大好きな柿谷は攻撃の時には

長所を余り生かせない感じがします。

故に木本、片山を3バックに使うのは必然ですね。

その役割は達也にはしんどいです。

サイドバック出身の片山、ボランチ出身の木本だから出来るスキルです。

しかし!

その背反は守備のリスクであることなのは言うまでもありません。

前半の決定機を外してくれたから良かったものの、

もし決められていたら全く結果は逆になっていました。

そして、当然、3バックの選手がバイタルまで進出しているので

カウンターを喰らう時は間違いなく数的不利を強いられれる訳で、

今日は奥埜の負担が半端なかったです。

ただ、奥埜が対戦相手が古巣ということもあり、

この試合は獅子奮迅の活躍だったのも好材料でしたが。

 

そして1点目のポイントとして上げたいのが都倉です。

都倉はとてもシンプルでゴールが見えればゴールを目指す。

ただそれだけです。

ヒールやスルーとかゴール前で魅せるなんてことはしません。

ゴールが見えたらゴールを目指す。

ひたすらゴールに対してハングリーさを見せます。

時には強引と取られかねないプレーではあるのですが、

私は常々セレッソに欠けているプレーだと感じています。

そして、柿谷に学んで欲しいプレーでもあります。

柿谷、開幕から何本シュートを打ちました?

ここ、大きな違いだと思っています。

柿谷は上手い選手ではありますが、怖い選手ではありません。

やっぱり、ゴールに向かう選手が一番怖いですから。

同じポジションであるサラーやマネが怖いのは

やっぱり一直線にゴールへ向かってくるからです。

しかもとんでもないスピードで(笑)

ゴールに向かわない選手はやっぱり怖くありません。

 テクニックで交わそうとする選手は気持ちで止められるもんです。

今日、都倉は3度目の正直で決めましたが、

それまでに3本のシュートを打っていること。

これがFWなら大事なことだと思います。

今日、亜土夢が途中出場で躍動したことで、

面白い競争が生まれそうなので、ここには楽しみが広がりました。

 

さて、全体を通しては何度も言うようですが、

セレッソのミスを突けなかった仙台さんに助けられた試合です。

逆に仙台さんのミスからリズムを掴み勝てましたが、

自分達からリズムを掴んだわけでも何でもありません。

まだまだチームは構築中ですが、

3バックの両サイドとサイドバックとの連携で崩す

攻撃の形は見えて来たので、今後、どれだけ高めていけるのか、

リスク管理もしつつ頑張ってもらいたいですね。