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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第6節】vsサガン鳥栖~基本は守備から。

セレッソ大阪 vs サガン鳥栖 4/7(土)

15:00 K.O. at キンチョウスタジアム

①スタメン

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②結果

セレッソ大阪 2 - 1 サガン鳥栖

 27分 柿谷(セレッソ大阪

 55分 丸橋(セレッソ大阪

 77分 趙東建(鳥栖

 

③試合経過

リーグ戦初勝利、ACLでの久しぶりの勝利と続く中、

ようやくローテーションの形も定まりつつあり、

ここから浮上できるのかどうか?大事なゲームです。

 

そんな中、2TOPには健勇と曜が戻り、

ソウザの代役としてオスマルが少しづつ順応する感じです。

 

開始から鳥栖が攻勢を強めて入ります。

セレッソ鳥栖のプレスにパスがつながらず、徐々に押し込まれます。

特に右サイドの小野に何度も脅かされます。

7分には田川に抜け出されるもジンヒョンのセーブ。

ピンチを切り抜けます。

 

13分 オスマルが中央で強さを発揮して抜け出します。

   外に展開して高木のクロスから、宏太が大きくなった

   トラップを曜がカバーしてオスマルのシュートもDFに

   跳ね返ったボールを健勇のボレーもポストに嫌われる。

 

26分 高木のクロスを相手DFが胸で前に落としたボールに

   曜が反応して、奪ったボールを見事にファーサイドに沈めて

 

ゴーーーーール!!!!!

 

昨シーズンはことごとくゴールに嫌われてましたが、

今シーズンは調子良さそうです。

キャプテンを外れて、少し肩の荷が降りたのかな?

元々、昨シーズンも同じくらいチャンスはありましたからね。

 

なるほど、ユン監督らしいフットボールに戻して来ましたね。

確かに鳥栖のスタートが良くて、早いプレスに押し込まれるも、

しっかりと割り切って守る。

7分のピンチは少し頂けませんが、

それ以外、決定機はほとんど作らせていませんでした。

小野に何度も攻め込まれるも、中央は確実に締める。

サイドではある程度、自由にさせる場面もありましたが、

バイタルで鳥栖の選手に仕事をさせていません。

イバルボが中央に入ってきたらもう少し怖かったので、

少しイバルボの不調には助けられましたけど、

今日の守備には安心感がありました。

木本、ヨニッチのコンビが昨シーズンに戻って来ました。

そして、相手が攻め疲れたと見るや少しづつ押し戻して、

チャンスを仕留める。

ユン監督らしいフットボールです。

前半はこのまま先取点で余裕が出来たセレッソ

少しスタートで飛ばした影響から運動量が落ちた鳥栖の関係上、

どちらも無理をせずに前半を終えます。

でも、陸vs吉田豊みたいな闘志むき出しのバトルは

観ていても楽しかったです。

 

後半はどちらもスタートから主導権争いです。

 そんな中、最初の決定機はセレッソに。

53分 オスマルが高い位置で相手のボールをカット。

   そのボールを受けた曜が針の穴を通すようなスルーパス

   そのパスをフリーで受けた宏太のシュートもGKに防がれる。

決定機を外して嫌な感じをしていたが、その流れのCK。

55分 丸のボールはそのままゴールマウスに吸い込まれて

 

ゴーーーーール!!!!!

 

決定機を外した後なのでありがたいゴールです。丸ありがとう。

 

その後は木本がハンドを見逃されて助かったり、

趙東建のゴールで1点差に追い上げられるも、

80分 健勇out、山村in。

これこそセレッソの形。

この後は福満が何度かチャンスを迎えるも決めきれませんが、

締めの形には自信あり。特に、木本、ヨニッチのコンビが

戻ってきた今なら余計に強固です。

山村のin後は大きなピンチもなく試合を終わらせて、

2連勝です!!!!

 

④雑感

ACLとの過密スケジュールにケガ人続きでチームが

バラバラになりそうなところでしたが、ユン監督はさすがです。

ローテーションを上手く使いつつ、コンディションを整え、

戦術面ではまずは”守備”からしっかりと整えてきました。

特に中央のヨニッチ&木本の安定感が戻って来たので、

多少、小野にサイドを脅かされてもシュートまで行かせません。

 

何より変わったのが高木。

守備に戻るのが遅くて、イライラすることが多かったのですが、

今日は守備面でもかなり改善されているように見受けました。

攻撃もオフザボールはまだ良くないですが、ボールを持った時が、

とてもシンプルなプレーをセレクトするようになっていました。

今までは自分の武器であるスピードを生かしたドリブルに

こだわっている感じがしましたが、今日は無理をせずに

簡単なプレーを選択していて、変わりように少し驚きました。

やはり、観ていて気になるポイントはすぐに修正をしてくれる

ユン監督はさすがですね。

 

そしてオスマルがさりげなく攻撃の基点に何度かなっていた点も

見逃せません。ソウザ不在で心配された中盤を少しづつですが、

形を作ってくれるようになっています。

ソウザはゴリゴリ行くタイプでしたが、

オスマルは読みで勝負している場面が良く見られました。

少しリズムが独特ですが、それがちょっとしたスパイスに

なっている感じがしますね。

 

これだけケガ人続出、過密スケジュールの疲労の中、

勝ち点を拾えるようになってきたのは、

さすがユン監督としか言いようがありません。

今までのセレッソなら絶対に落ちていくパターンです。

今は厳しい状況なので、こうやって良い守備から勝ち点を

積み上げていってもらいたいです。

この状況では無理に形にこだわる必要はありません。

守備的でも相手に押し込まれても耐えて勝ち点を奪う。

今日のような勝ち点の稼ぎ方が基本になると思います。

そうやって耐えていればキヨやソウザが戻って来ます。

その時に、もう一度強いセレッソを取り戻しましょう!