Power & The Glory~You'll Never Walk Alone.

セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第12節】 vs大宮アルディージャ~ユン監督の修正力による”強さ”。

セレッソ大阪 vs 大宮アルディージャ  5/20(土)

 16:00 K.O. at NACK5スタジアム大宮

①スタメン

   健勇 

         山村

 曜   清武

   ソウザ  蛍

丸橋 達也 ヨニッチ 陸

   ジンヒョン

②試合結果

 セレッソ大阪 3 - 0 大宮アルディージャ

 63分 清武(セレッソ大阪

 76分 山村(セレッソ大阪

 86分 健勇(セレッソ大阪

③雑感

今日は試合展開を飛ばしていきなり雑感へ。

この試合は”ユン監督”を物語る試合やったと思います。

昨シーズンは課題があっても何も修正せずに同じ失敗を繰り返し、

試合中に明らかに修正が必要な箇所も何もせずに、

「走れー」とか「行けー」とか指示を出せず、

挙句の果てに展開に関係なく毎試合同じ選手交代をして、

お約束のように決勝点を奪われる。

これを「大熊新喜劇」と呼んで、笑うしかありませんでした。

それが!

まず、前節、守備面で不安を見せた右サイド。

しっかりと修正して来ました。

一番わかりやすいのは、キヨが一心不乱にスルーパスばかり

狙っていた点かな。

そう、サイド攻撃を封印して守備を意識した入りでした。

故に、キヨはスルーパスにしか活路が無かったんです。

残念ながらスルーパスは決まらずに攻めあぐねる展開になりました。

なんせ、相手はセレッソが苦手とする大宮ディフェンス。

その結果、前半はスコアレスドローで終了。

もう1つ例を挙げると、今シーズンは珍しい蛍のノッキング。

2,3回くらい起っていました。

いつもより少しポジションが違うだけなんですが、

短期間で微妙な修正を加えて来ているんだなと思いました。

しかし、後半に入るや否や、陸が一転して果敢なオーバーラップ。

広島と違って大宮のサイド攻撃は怖くないと見て、

後半はサイド攻撃をガンガンに仕掛けて来ました。

で、完全に主導権を奪い、セットプレーからの先取点。

もう監督が絵に描いたようなストーリーとなりました。

なんせ、前半に何度もキヨのスルーパスを見ていた大宮。

そこをケアしながら急にワイドに広げられたらたまりません。

逆に流れの中で守り切っていた辺りはさすが大宮と言ったところです。

その後も攻めの手を緩めることなく追加点。

本来、守勢に入るところでクニを入れての4-2-3-1への変更。

攻撃に転じたい大宮をますます守勢に回らせます。

そしてそんなクニの右サイドから追加点。

最後は絶好調、健勇が決めます。

この試合、ユン監督が絵に描いた通りにピッチが展開しました。

いやもっと言うと、この試合だけでなく5月からの数試合を通じて

ユン監督の描く絵の通りに進んでいます。

しかも重要なのは局面や対戦相手に合せて

いくつかのパターンを見せている点。

一辺倒じゃなくバリエーションが次々に増えてくる。

最後に見せた4-2-3-1はスタートからでも使えそうな戦術です。

FWからCBまで出来る山村。

ボランチとCBで試合を締める木本。

状況に合わせていくらでも使い分けれます。

ユン監督が作るチーム。ほんまに強いです。

だって、素人が見てもはっきりとわかる課題の修正。

戦術の変化に選手交代。どれをとってもすべて意味がある。

とにかく1つづつ課題を解決して強くなっている。

そして戦術だけではなく負けた後のメンタルフォロー。

今週の真ん中にはBBQで団結力up。

今日は福満を最後に使ったりする辺り、

サブの選手も腐らずやれる環境。

サブの選手は万遍なく使っていますからね。

でもサポから見て明らかに役割を果たさないリカルドなんか

最初の頃は使っていましたが、最近は全く使いません。

役割を果たさないなら使わない。わかりやすいことです。

とにかく本当に隅から隅までスキがないんです。

ユン監督と一緒なら本当に強くなりそうです。

というか、管理人的には”ヤバい”ですこの監督。

何かとんでもなく強くなりそうで。。。。

長年のセレサポ生活において

”面白い”は何度も体験したことがあるんですが、

”強い”は初めて体験する感覚なので私も表現が難しいです。

セットプレーで点を取れるチームは”強い”。

私の長年の持論です。

残念ながら、私の応援するクラブは面白いが強くない。

その代表がセットプレーで点を取れない代わりに

セットプレーで良く失点するんですよね。

でも、今シーズンのヨニッチを中心とした

セットプレーの強さも画期的です。

63分の先制もあれだけ押せ押せで点が取れないと

危険なゲームになっていたと思います。

そこをセットプレーで決めることで流れを完全に

自分達のものにすることが出来ます。

これって”強さ”なんです。

さて、来週は優勝を狙う神戸との2連戦です。

ユン監督によって”強く”なっているのは間違いありません。

でも、まだチームを作っている最中です。

その中での上位でもある神戸との対戦は簡単ではありません。

本当の意味でも重要な一戦になると私は思っています。

この試合に勝てれば、本当の”強さ”が手に入るかもしれません。

勝てなければ、まだ足りないんでしょうね。

私はその足りないパーツは”曜”だと思っています。

もし”曜”のゴールで優勝候補の神戸に勝てれば、

ユン監督が作るこのチームは本物です。

得点だけで議論している方々と違い、

私は曜はかなりフィットして来ていると思います。

特に蛍のサイドチェンジを確実にマイボールにする

お金を払って観る価値があるトラップ。

これ今のセレッソの攻撃における生命線の一つです。

ぼよーんってトラップすると五分五分になるところを

確実にマイボールに出来る。

だから丸橋もオーバーラップを仕掛けれるんです。

ただ、セレッソにおける曜の得点は違うんです。

空気を変えることが出来る別次元のもの。

そう、インスタブールで決めたジェラードのように、

空気をすべて変えることが出来る何かを持っている選手です。

蛍の言う「セレッソは曜一朗君のチームだから」。

そう曜のゴールは負け試合を勝ち試合に変える力があります。

だからこそ曜のゴールこそが最後のパーツ。

絶対にその時がやって来るはずです。

その時はマジで強くなっていると思いますよ。

今から7日間も待てるかな?

すでに気が狂いそうなくらい興奮状態です!

来週まで毎日、今日の試合を観よかな(笑)

ここに遊びに来て下さる皆さんと

今晩、飲みに行ったら、朝まで語れそうです!