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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第8節】 vsヴァンフォーレ甲府~クニの守備への貢献度。

セレッソ大阪 vs ヴァンフォーレ甲府  4/22(土)

 14:00 K.O. at 山梨中銀スタジアム

①スタメン

   健勇 

       山村

 曜       関口

   ソウザ  蛍

丸橋 達也 ヨニッチ 陸

   ジンヒョン

②結果  セレッソ大阪 1-1 ヴァンフォーレ甲府

   47分 健勇

   61分 畑尾

③試合経過

基本はボールを保持するセレッソと守る甲府の構図。

これだけハッキリとしたゲームも久しぶり。

どちらか言うと苦手とするタイプのチームです。

まずはじっくりとボールを回しながらチャンスを窺うセレッソ

相手もよく研究していてサイドのクロスを封じて来て、

なかなかシュートまで行けない時間が続きます。

23分 スローインの流れから陸のクロスに健勇のヘッドも

   GK正面。完全に一つの形です。

29分 FKをサインプレーでスクエアなパスを蛍のシュート。

   DFに防がれる。

32分 FKからヘッド2つでつながれてリマがフリーでヘッドも枠外。

   結局、このプレーはそのまま後で痛い目に。

35分 今度は左から丸のクロスにもう一人のタワー山村のヘッド。

   微妙に合わず。

42分 ソウザのクロスに曜が合すもこちらもわずかに合わず。

前半は試合の主導権を握るも得点出来ず。

でも、相手のカウンターに対する早い守備は安心感があり、

ボールを回しながら少しづつゴールに近付く流れは

昨年とは雲泥の差。十分に可能性を感じます。

それに比べてセットプレーはお粗末の一言。

後半いきなり乗ってる男が決めます。

47分 山村がヘッドで上手く拾って、そのボールを曜が

   技ありのスルーパス。これめっちゃレベルが高いパスです。

   そのボールを抜けた健勇が叩き込んで

 

  ゴーーーーーーール!!!!

その後のキックオフでいきなりプレス掛けてそのままファール。

浮かれずに早速いつもの仕事に戻る様。安心しました。

前半にもガンバ戦の1ゴール目のイメージなら強引に行きそうな場面が

2度ありましたが、冷静にパスしている様を見て安心してたんですけどね。

この精神面の安心感は嬉しい悲鳴です。

そしてもっと気に入ったのがその後の49分。

自陣のスローインに戻って、俺に出せとアピール。

キレイにヘッドで山村に落としてクニにつながって速攻につながります。

そしてゴール前中央で受けたのは健勇。

後ろ向きにヘッドで受けて、またちゃんとゴール前まで猛ダッシュ。

そこまで頑張ったら強引にシュートでも許されるのに冷静に

フリーの丸へパス。丸のシュートは枠を捉えませんでしたが、

ゴールだけでなく一連の動きがチームの中心となるプレーでした。

この流れはめっちゃ好きです。

で、後でやりますが58分 クニ⇒キヨに交代。

その後、すぐに

61分 キヨの不用意なファールからFKで畑尾に決められます。

後でやりますが、ここから今までの展開が嘘のように

甲府が優勢な時間が続きます。

たまらず80分山村を下げて木本を投入、ソウザを1列前に。

これで何とかバランスを取り戻します。

82分 陸のクロスに健勇がわずかに触ってファーのソウザへ。

   ソウザのヘッドもわずかに枠外。

85分 蛍の見事なサイドチェンジからフリーの丸のクロス。

   健勇がしっかりと落とすも曜がわずかに合わず。。。

   後は曜がゴールを奪えるようになれば。。。。

88分 蛍、キヨ、曜が絡んで中央を崩して蛍のミドルも枠を捉えず。

91分 キヨのパスに曜の見事なダイレクトパスでフリーの木本へ

   最大の絶好機もGKのファインセーブに合う。

結局、勝ち越しゴールを奪えず2戦連続ドローです。

④雑感

前節のドローにはブーイングをした人達に文句を付けました。

悔しさは残りましたが、選手達を称えるべきゲームだったからです。

それに比べて、この試合はやってはいけないドローだと思います。

まあ8節という長い目で見るとブーイングには値しませんが、

でもこのゲームは勝ち切らねばならないゲームでしたよね。

内容で完全に支配し、10人で守る甲府から苦労はしたが先取点も取れた。

流れから得点を奪われそうな気配はなかったのにセットプレーでの失点。

しかも「またセットプレー」です。

セットプレーの守備は何とかしないといけませんね。

でも、その前のキヨのファールも余計でした。

とここで表題に戻るのですが、横浜戦から続く終盤のバタバタ。

その原因は締めの形ではなくクニだと今日で確信出来ました。

今日はわかりやすい形だったのでより確信が持てました。

クニの攻⇒守への切り替えが尋常じゃないくらい早く、

守備の貢献度がハンパないです。そこに陸との相性の良さも加わって、

さりげなく右サイドはセレッソの核になりつつあります。

藤春という一線級の選手と対峙しても最初は戸惑いつつも

しっかりと修正して対応してみせました。

最近のバタバタはフォメではなく『クニ』じゃないですか?

『クニあっての堅守』なのでは?

さりげなくここ数試合のバタバタはクニOut後じゃないですか?

ここ2試合もキヨが交代で入ってからバランスが崩れています。

キヨは中央でアクセントを付ける役割を与えられているので、

その通りにやっているだけですが、クニと違う動きをすることで

右サイドのバランスが崩れるは明らかです。

キヨが中央に切れ込んだ後のスペースを使われていますよね。

ここは少し悩みどころではないでしょうか?

ユン監督のフットボールにはクニは無くてはならない選手です。

でも88分みたいに中央を崩せるのもキヨの魅力やし、

キヨが入ると曜がイキイキして来ます。

攻のキヨと守のクニ。セレッソの長所であり短所でもあります。