私はセレッソとレッズと言う2つのクラブのサポータです。
その両チームには誰からも尊敬されるキャプテンがいました。
モリシとジェラード。
どちらもプレースタイルやカテゴリーは違いますが、
間違いない共通点があります。それは”クラブ愛”です。
セレッソもフロントの迷走に振り回されている感じですが、
レッズも同じく、フロントの迷走に振り回されることが多いです。
それでもどちらも何年かに一度、忘れた頃に優勝争いに
絡む理由はこの2人のキャプテンシーだと勝手に思っています。
キャプテンを優勝させたい。
そんな思いが時に予想外の力を生みます。
しかしモリシ退団後はそんなキャプテンシーがなくなり、
ただフロントの迷走だけが目立つ結果となってしまいました。
歴代のキャプテンが力不足と言っている訳ではありません。
ただモリシとジェラードが纏うキャプテンシーって、
適当な言葉が見当たりませんが”空気”が違うんです。
今のレッズのキャプテンであるヘンドはイングランド代表でも
キャプテンを出来るほどの選手ですが、
やはりブラックキャッツからの移籍と言うだけで、
同じ空気を纏えません。
やはり”生粋”クラブが生み出したスターでないと
纏えないかもしれません。
纏う男。それが柿谷曜一朗です。
POの決勝がそれを表していました。
正直、走れない、競れない状態で戦力としてはマイナスでした。
でもピッチはこの男を欲していました。
セレッソは特にユース育ちは精神面が尋常ではないほどひ弱です。
そんなセレッソおいて”精神的支柱”はとても大事なのです。
曜と共に勝ち取ったJ1昇格。
プレーではない”力”。
それは曜自身も感じたのではないでしょうか?
それこそセレッソ伝統の”8”の力です。
モリシ退団後不在であった真の”8”が誕生した瞬間かもしれません。
Vol.2に続く。