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セレッソ大阪&Liverpool応援ブログ

【第4節】 vsジュビロ磐田~諸刃の剣と中後。

セレッソ大阪 vs ジュビロ磐田 7/13(水) 19:00 K.O.

  at キンチョウスタジアム

前回のエントリーにこう書きました。

~以下、前回のエントリー

ってか、次節成長度No.1の中後を失うのが痛いです。

中後についてはまたゆっくりと触れたいと思います。

ゆっくりしている場合じゃなかったです。

こちらは後ほどゆっくりと触れたいと思います。

スタメンにはピンパォンが戻り、中後に代わり蛍が入ります。

       ピンパォン

  乾     清武    倉田

    ボギョン   蛍

 丸橋  上本  茂庭  高橋

        ジンヒョン

開始から丸橋のクロスにピンパォンが流すも枠を捉えず。

ここの関係はだいぶ良く見られるようになりました。

J2時代のシャケ&小松みたい。

その後はジュビロの高い位置からのプレスに苦しみ、かつ中2日の連戦で

さすがに体力的にも厳しいので、まずはゆっくり立ち上がりたいといったところでしょうか?

故に、そんなに簡単ではないものの徐々にフィニッシュへはつながりだします。

11分 ピンパォンがDFを交わして見事なミドルもGKのセーブ。

13分 乾が切れ込んでシュートもミートせず。

15分 相手のパスを高い位置でカットして倉田がドリブルからシュートもGKがセーブ。

35分 キヨのシュートもミートせず。

今日の中継はハイビジョンじゃなかったのでハッキリとわかりませんでしたが、

なんとなくピッチが悪い気がしたんですが、現地組の方々どうでしたか?

ミートしないなーってなシーン良くありました。

39分 キヨのシュートもまたミートせず。

うーん、キヨの精度のせいなのか?もうちょい精度は欲しい。やっぱりキヨの課題です。

前半は相手のシュートも3本ほどだったでしょうか?

いつも程、圧倒している感はないけどもセレッソが主導権は握りつつ、

ただしジュビロのハイプレスに精度を欠いていた感じもしました。

向こうも前田や売出し中の金園の怖さもあり、まだまだどちらに転んでもおかしくない展開です。

特に前田のポストは、ポスト無しのセレッソからしたら羨ましい限りです。

まあ、ポストなしでここまで成熟して来たのもそれはそれで楽しいですが。

そんな展開が後半は1転して点の取り合いになります。

まず48分 ボギョンがいきなり見事なミドルを叩き込み

ゴーーーーーール!!!!!

ボギョンはどちらにしても1列前の選手かな?

ボランチのボギョンは怖さが目立つ気がします。

やっぱり、バイタルエリアで勝負出来る選手かと。

でも、ボギョンを補っていたのが意外にも乾。

何度もマルティネスがいたらもらうだろう位置へ降りてきて、代役を果たしていました。

そんな乾を見て精神面で成長したなーっと。

シュート以外はプレーも終始落ち着いていたし、前は期待より心配が多かった

欧州挑戦が少し楽しみになって来ました。精神的に成長した乾なら!

逆にキヨは柏戦の倉田の仕事、いわゆる1.5列目的な仕事をやっていましたが、

なーんか少し良さが消えたような???ピンパォンの近くにいろルールみたいな

ものに縛られてか、本来の動きがなかった。それとも、ベンチに下がった後に、

もも裏をアイシングしていたから、少しハムストリングが悲鳴を上げ掛けているのかな?

あ!こんなにダラダラ書いてたら時間が掛かりすぎる!ここから早送りで!

せっかくの先制も

62分 山田に見事に右サイドを破られて金園のゴールが決まり同点に。

しかし、73分 セレッソ得意の中央突破からこぼれ球を丸橋が見事に突き刺して、

ゴーーーーーール!!!!!!!!

キンチョウ初勝利の期待が一気に高まりますが、

その前くらいからセレッソの最大の弱点を突いていたジュビロに軍配が。

77分 左サイドから駒野に決められて同点。

80分 また駒野にサイドを破られて、山田のゴールで勝ち越されます。

試合はこのまま終了し、キンチョウ不勝神話かと思わせるような、逆転負けです。

さて、この試合の最大のポイントは「セレッソの諸刃の剣であるサイドバック」かと思います。

攻撃の時には両サイドバックが高い位置を取り、攻撃に厚みを持たせるセレッソ

それは裏を返せば、相手チームはサイドのスペースを突けばチャンスになります。

ただ、セレッソに主導権を握られている中、わかっていても突けない、

突ければ大チャンスのサイドバックであります。

そして、セレッソ側から言えば諸刃の剣と言える訳です。

かといって、セレッソも弱点とわかっていてもフォローはしています。

それが2人のCBと中後の関係です。

そして中後の成長が今シーズン序盤、パッとしなかったサイドバック

復活を遂げることが出来た最大の要因であると思います。

元々、守備はそんなに上手いとは言えない中後ですが、今も守備自体は

そんなに褒められるものではありません。

ただし、ポジション取りは抜群に良くなった。

今シーズンの序盤、TVの画面を叩きながら、

嫁に向かってこのスペースに中後が走らないとダメやー!と何度も怒鳴っておりました。

(ちなみに嫁は全く興味のない話ですが)

ところが、今はいて欲しい位置に必ずいてます。ボールを取れるかは別として。

だから、管理人のTV画面は叩かれることはなくなりました。

中後も割り切ってか、ボールを取るのは茂庭、大海に任せてるように見えます。

そら急にボールを取るのが上手くなる訳もないので、良い割り切りかと。

割り切るから、ポジションさえ間違わなければという部分に徹底出来る。

そして先述のサイドバック

両方とも高い位置を取るし、守備に関しては苦手な両サイド。

今日の試合を見れば一目瞭然。

そのフォローが出来ていたのが中後であり、いつのまにやら欠かせないピースへ。

パートナーが変われど地味に仕事をこなしておりました。

もちろん、代役の蛍も素晴らしい成長を見せてくれていました。

ただ、セレッソサイドバックは余りにも例外的すぎて、そのフォローをすることは

すぐに誰でもこなせる代物でもありません。

何試合も経験を重ねないと厳しいお仕事です。

今日の蛍を見ていて、経験を重ねれば十分その代役をこなせると感じましたが、

今日だけは中後の不在を感じた試合になりました。

そしてもう一つ言えば、セレッソの弱点とは言え、そこを突くジュビロの勇気は素晴らしい。

一つ間違えば大量失点もある訳だし、それでもそこを突いて攻撃を

仕掛けてきたジュビロに完敗といったところでしょうか?

中2日でお互い疲れた感はありましたが、とても面白い試合だったと思います。

セレッソとしては、ここまで急ピッチで仕上げて来たので、ここらで一息入れて、

もう一度仕切り直して、夏の連勝目指しましょう!!!